IdeaPadに“第2世代”Ultrabook登場2012年PC夏モデル

» 2012年06月05日 11時00分 公開
[ITmedia]

“超低電圧”タイプのIvy Bridgeを搭載した“U310”

IdeaPad U310

 今回登場する新モデルは、「IdeaPad U310」「IdeaPad Y580」「IdeaPad Z580」「IdeaPad G580」の4シリーズだ。すでに登場している「IdeaPad Y480」と同様に、“Ivy Bridge”という開発コード名で呼ばれてきたインテルの「第3世代Coreプロセッサー・ファミリー」を搭載する。

 IdeaPad U310は、レノボとして2シリーズ目となるUltrabookで、従来のIdeaPad U300sから価格を8万円未満に引き下げ、ボディデザインも変更している。CPUは、インテルがCOMPUTEX TAIPEI 2012に合わせて発表した“Ivy Bridge”世代のCPUでTDP 17ワットクラスを採用する。

 IdeaPad Y580は、1月の2012 International CESに合わせて発表しているシリーズにIvy Bridge世代のCPUを搭載した構成を追加する。グラフィックス関連機能を強化したモデルで、15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載して、解像度は1920×1080ドットに対応。実装するグラフィックスコアも、NVIDIAの最新アーキテクチャ“Kepler”世代を採用する。本体にはBlu-ray Discドライブも内蔵する。

 IdeaPad Z580はコストパフォーマンスと薄いボディの採用を重視したモデルで、CPUは、Ivy Bridge世代のCore i5シリーズを採用する。Lenovo G580は、さらにコストパフォーマンスを重視するモデルで、バリューモデルでは、Celeron B815(1.6GHz)を搭載する構成も用意する。

IdeaPad Y580(写真=左)に、IdeaPad Z580(写真=中央)、そして、Lenovo G580(写真=右)

スタイルのよさでUltrabookを使って欲しい

 レノボ・ジャパンが行った製品説明会では、IdeaPad U310を中心とした訴求が行われた。Ultrabookがユーザーに与えるメリットとして、性能と長時間バッテリー駆動のほかに、スタイルのよさを挙げるレノボ・ジャパンは、IdeaPad U310を「よりおしゃれな印象を求めるユーザーに最高の選択肢」と述べる。その上で、IdeaPad U310の特徴として、「薄型でスタイリッシュなデザイン」「最新テクノロジー搭載」「求めやすい価格」を挙げた。

 薄型でスタイリッシュなデザインでは、IdeaPad U310の本体の厚さが18ミリでフラットな形状になっていることを取り上げたほか、最初から3色のカラーバリエーションを展開することを紹介。本体の形状では、本体を片手で持ち上げやすくするため、「ループ設計」を取り入れるとともに、液晶ディスプレイを開きやすくするため、本体側面に内側に引っ込んだカーブをいれたことも説明した。

IdeaPad U310は「グラファイトグレー」「チェリーブロッサムピンク」「アクアブルー」のカラーバリエーションを展開する(写真=左)。ボディ形状はほぼフラットで、厚さは約18ミリと薄い(写真=中央)。そして、持ちやすく、液晶ディスプレイが開きやすいループ設計と取り入れている(写真=右)

 最新技術の採用では、長時間駆動を可能にする電源管理機能として、静音重視、性能重視、そして、ユーザーの利用場面に合わせて自動で調整するといった3種類のモードで電力管理を行う「Lenovo Energy Management 7.0」を採用と、「Lenovo Enhanced Experience 3」の導入によるOSの短時間起動、経年変化の影響を受けない短時間起動の維持を説明した。また、タッチパッドでは、指の動きだけを感知して手のひらをご認識しない「スムースタッチセンサー」も紹介した。

IdeaPadの新モデルに導入した「Lenovo Energy Management 7.0」(写真=左)と、「Lenovo Enhanced Experience 3」(写真=中央)、そして、「スムースタッチセンサー」(写真=右)

 レノボ・ジャパンでは、IdeaPad U310をはじめとするIdeaPadシリーズを訴求するキャラクターとして、2012 ミス・ユニバース日本代表の原綾子さんを起用する。製品説明会では、原さんをはじめとするミス・ユニバース・決勝進出者によるIdeaPad利用シーンのデモンストレーションを行っている。

IdeaPad U310のファッション性を訴求するため、2012 ミス・ユニバース日本代表の原綾子さん(写真=左)をイメージキャラクターとして起用する

IdeaPadシリーズの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD / SSD OS 実売価格
IdeaPad U310 43754 (3色) Ultrabook 新世代CPU、新デザイン Core i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz) 4GB (DDR3) 500GB HDD + 32GB SSD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 8万円未満
IdeaPad Y580 209973J 2スピンドル 新世代CPU、新世代GPU Core i7-3610QM (2.3GHz/最大3.3GHz) 8GB (DDR3) 1TB HDD + 32GB SSD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 11万円前後
209977J 2スピンドル 新世代CPU、新世代GPU Core i5-3210M (2.5GHz/最大3.1GHz) 8GB (DDR3) 750GB HDD + 32GB SSD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 10万円前後
IdeaPad Z580 21519 (2色) 2スピンドル 新世代CPU Core i5-3210M (2.5GHz/最大3.1GHz) 4GB (DDR3) 500GB HDD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 6万5000円前後
Lenovo G580 26897MJ バリュー2スピンドル 新世代CPU Core i5-3210M (2.5GHz/最大3.1GHz) 8GB (DDR3) 500GB HDD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 6万円前後
2689D6J バリュー2スピンドル 新世代CPU Core i5-3210M (2.5GHz/最大3.1GHz) 4GB (DDR3) 750GB HDD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 6万円前後
26897KJ バリュー2スピンドル マイナーバージョンアップ Core i3-2370M (2.4GHz) 4GB (DDR3) 500GB HDD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 5万5000円前後
26897LJ バリュー2スピンドル マイナーバージョンアップ Celeron B815 (1.6GHz) 4GB (DDR3) 320GB HDD 64ビット版 7 Home Premium (SP1) 未定
IdeaPadシリーズの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU vPro/オフィス 重量
IdeaPad U310 43754 (3色) 13.3型ワイド 1366×768 Intel HM77 CPU統合 ─ / ─ 約1.68キロ
IdeaPad Y580 209973J 15.6型ワイド 1920×1080 Intel HM76 Blu-ray Disc GeForce GTX 660M ─ / ─ 約2.7キロ
209977J 15.6型ワイド 1920×1080 Intel HM76 Blu-ray Disc GeForce GTX 660M ─ / ─ 約2.7キロ
IdeaPad Z580 21519 (2色) 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM76 DVDスーパーマルチ CPU統合 ─ / ─ 約2.65キロ
Lenovo G580 26897MJ 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM76 DVDスーパーマルチ CPU統合 ─ / ─ 約2.6キロ
2689D6J 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM76 DVDスーパーマルチ CPU統合 ─ / ─ 約2.6キロ
26897KJ 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM76 DVDスーパーマルチ CPU統合 ─ / ─ 約2.6キロ
26897LJ 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM76 DVDスーパーマルチ CPU統合 ─ / ─ 約2.6キロ

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