Windowsを超手軽にハイレゾ「192kHz」音源対応にする1台──ラトックシステム「RAL-24192HA1」野村ケンジのぶらんにゅ〜PCオーディオ Review(2/2 ページ)

» 2012年06月13日 11時00分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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メリハリのよい元気なサウンド、解像度感やニュアンス表現も良好

 今回はRAL-24192HA1のほか、上位シリーズの「RAL-24192UT1」(標準価格:7万2000円)と「RAL-2496UT1」(標準価格:5万4000円)も含めて聞き比べてみよう。

photophoto 今回聞き比べた3台。上からRAL-24192HA1(192kHz/24ビット対応、ヘッドフォン/RCA出力)、RAL-24192UT1(192kHz/24ビット対応、同軸デジタル/ヘッドフォン/RCA出力)、RAL-2496UT1(96kHz/24ビット対応、同軸デジタル/光デジタル/ヘッドフォン/RCA出力)

 音色の傾向としては、RAL-2496UT1に近い元気のよさを持ちながら、解像度感やニュアンス表現などのクオリティが格段にアップしている。こちらは小型モデルにおける最上位クラスのRAL-24192UT1に限りなく近い印象だ。逆にRAL-24192UT1は、クオリティが高く、非常にていねいなサウンド特性を特徴とする一方で、音色傾向はおとなしめに感じるので、聞くソースによっては本機によい印象受ける人は多そうだ。筆者も、メリハリのよい元気なサウンドを聞かせつつ、実はニュアンス表現もていねいでフォーカス感も高いという実力の高さに、かなりの好感を持った。

 このほか、USBバスパワー動作とACアダプタ動作での比較や、別売りオプションでの電源グレードアップなど、さらなる楽しみが用意されていることもうれしい。デジタル出力を必要としないならば、同社製USB DACの中で特にお勧めできるモデルだ。

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photophoto 試聴機器には、SHURE「SRH1840」(ヘッドフォン)、ELAC「BS52.2」(ブックシェルフスピーカー)+Carot One「ERNESTOLO」(真空管アンプ)を使用した

音質評価 RAL-24192HA1
解像度感      (粗い−−−○−きめ細かい)
空間表現 (ナロー−−−−○ワイド)
帯域バランス (低域強調−−−−○フラット)
音色傾向 (迫力重視−○−−−質感重視)

試聴曲

  • Marcus Miller「Jean Pierre/FREE」
  • 小曽根真「ドゥムカ(あるべきもなく)/Road to Chopin」
  • 上原ひろみ「voice/voice」
  • Raul Midon「Moment To Moment/SYNTHESIS」
  • santana「Whole Lotta Love/Guitar Heaven: The Greatest Guitar Classics of All Time」

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