PCケースで目立っていたのは、abeeのキューブモデル「acubic M30」だ。ATX電源が載せられるmini-ITXケースで、サイズは259(幅)×319(奥行き)×249(高さ)ミリ。5インチベイと3.5インチベイ、2.5インチベイがそれぞれ1基ずつあり、フルサイズの拡張ブラケットが2本ある。カラーはシルバーとブラック、アクアブルー、ピーチ、オリーブグリーンの5色で、価格はシルバーとブラックが2万5000円弱。残り3色は専用の光学ドライブ用ベゼルを付属し、2万7000円弱となる。
TSUKUMO eX.は「最近はmini-ITXでメインマシンを作りたいという人も増えているので、ATX電源と27センチまでのグラフィックスカードが使えるacubic M30に注目する人は多いと思います。abeeは高価なんですが、abeeでしか選べないカラーも多く、ピーチやオリーブグリーンはよく売れていますよ」と話していた。
また、micro ATXマザーが搭載できるキューブケース「acubic E90」も同時に販売が始まっている。こちらはブラックとシルバーの2色のみで、価格は3万3000円弱。サイズは249(幅)×329(奥行き)×249(高さ)ミリで、3.5インチと2.5インチベイをそれぞれ2基と、5インチベイとATX電源ベイを1基備える。
同店は「micro ATXキューブはマザーボードの真上に電源がくるモデルが多いですが、コレは拡張スロット側に電源ベイを配置しているので、比較的大型のCPUクーラーが使えるかもしれないですね」と話していた。
なお、最近はPCケース全般でコンパクトなモデルを求める層が増えているとのことだが、その中でも高さを気にするユーザーが多いそうだ。「次に奥行き、最後に幅ですね。なので、キューブ型ケースのように幅はある程度とるというケースだと、内部の拡張性やエアフローを確保しつつ、『小さい』という印象も与えられるので有利ですね」とのことだ。
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