TSUKUMO eX.の5階・PCケース売り場で高く評価されていたのは、LIAN-LIのATXケース「PC-V700」だ。通常のブラックとシルバーのほか、左側面パネルに透明アクリルの窓をあしらったブラックモデル「PC-V700WX」の3種類をそろえる。価格は通常モデルが2万6000円弱で、PC-V700WXが3万円弱だ。
PC-V700は電源ベイを前方下段に配置することで、高さを抑えているのが特徴だ。ATXケースながら、210(幅)×496(奥行き)×400(高さ)ミリと、micro-ATXケース並みの高さに抑えている。ただし、奥行きは長くとっているため、最大440ミリの拡張カードを挿せるほか、1基の5インチベイと、6基の3.5インチベイ、2基の2.5インチベイを備えるなど、高い拡張性も確保している。
同店のスタッフは「PCケースの印象的な大きさは、高さが握っています。奥行きや幅がある程度あっても、背が低ければコンパクトな印象を受けるわけです。そう考えるとPC-V700はかなりツボを押さえた仕様だといえますね」と語る。
さらにもう1つ、背面に見逃せない特徴があるという。「水冷クーラーのチューブを外に出す穴と直下の背面ファンのスペースがつながっています。普通は組み立て式の水冷クーラーしか活用できませんが、ファン部分とつながっているため、組み込み済みで出荷される水冷キットも外側に固定できるんですよ。ラジエーターやファンの厚みがある水冷キットでも、マザーボードとの干渉を気にせずに導入できるので、この工夫は地味ながらも大流行するかもと思っています」とのことだ。
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