マウスコンピューターのゲーミングブランドである「G-Tune」のノートPCは、液晶ディスプレイのサイズや外付けグラフィックスの種類で、6つのシリーズがラインアップされている。11.6型の小型ボディにCore i7-3612QMとGeForfe GT 650Mを搭載した“小さなモンスターマシン”こと「NEXTGEAR-NOTE i300」を覚えている人も多いだろう。今回取り上げる「NEXTGEAR-NOTE i400GA1」(以下、i400GA1)もある意味で“尖った”マシンといえなくもない。
i400GA1のスペックを簡単にまとめると、CPUに第3世代(Ivy Bridge:コードネーム)のクアッドコアCPUであるCore i7-3610QM(2.3GHz/最大3.3GHz)を搭載し、外付けグラフィックスにGeForfe GT 650M(グラフィックスメモリ2Gバイト)、16Gバイトメモリ、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、ストレージは速度と大容量を両立するmSATA接続のSSD+HDDという構成だ。15.6型ワイドクラスのノートPCとしてはかなりハイエンドな部類に入るものの、ゲーミングPCとして見れば特別光る部分はないように思える。しかし、最大の特徴はその価格だ。1920×1080ドット表示に対応する大画面ゲーミングノートPCとしては破格の9万9750円というのだから驚かされる。
実はこのNEXTGEAR-NOTE i400シリーズ、前回紹介した「LuvBook F」シリーズとボディが共通化されている(関連記事:最新Core i7搭載ノートが6万円切り!! マウスコンピューター「LB-F310X」を試す)。外装のカラーリングがネイビーブルーで、液晶ディスプレイの解像度が1920×1080ドットになるという違いはあるが、インタフェース回りや入力環境はほぼ同じ。LB-F310Xのレビューを読んで、コストパフォーマンスの高さに興味を持ちながらも「解像度が1366×768ドットじゃなあ」「SSDなら体感でも速いのに」などと思った人に是非おすすめしたいモデルといえる。
ここでは主に性能面でLB-F310Xと比較しながらi400GA1の実力を見ていこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.