プロフォトからホビー用途まで網羅――ナナオがカラーマネジメント液晶「ColorEdge」のラインアップを一新3シリーズ展開、全機センサー内蔵、低価格モデルも(3/3 ページ)

» 2012年07月24日 15時00分 公開
[ITmedia]
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インタフェースの構成やスタンドも強化

背面のインタフェース構成

 インタフェースは3機種で共通化されており、DVI-I、DisplayPort、HDMIの3系統の映像入力を装備。HDMI入力の追加により、デジタルカメラなどを直接接続でき、撮影画像のプレビュー用途での利便性を高めた。

 CG246、CX240のHDMI入力はI/P(インターレース/プログレッシブ)変換にも対応する。CG246はHDMI入力時に1080/24p映像をプルダウン処理せずに表示することも可能だ。またCG246とCX240には、MacやUltrabookとの接続に配慮して、Mini DisplayPortとDisplayPortの変換ケーブルも付属する。

 また、USB 2.0のダウンストリーム2ポート(ハブ用)と、アップストリーム2ポート(ディスプレイコントロール用)も搭載。キャリブレーションにはディスプレイとPCをUSBケーブルで接続する必要があるが、アップストリームポートが1基増えたことで、2台のPCで使用する場合でも、USBケーブルをつなぎ替えることなくキャリブレーションできるようになった。

 前面の操作ボタンは、ブライトネス(輝度)の設定値を従来の「%」表示から「カンデラ/平方メートル」表示へ変更しており、実際の輝度を把握しやすくなった。CG246の操作ボタンは映像制作用途など暗所で見やすいよう、LED内蔵のボタンを採用している.

 ボディの材質は光が反射しにくいマット調のブラックを採用。スタンドは上30度のチルト、左右で各172度のスイベル、128ミリ(CS230は154ミリ)範囲での昇降、画面を90度回転させての縦位置表示に対応する。

 本体サイズはCG246とCX240が575(幅)×245.5(奥行き)×417〜545(高さ)ミリ、CS230が544(幅)×245.5(奥行き)×372.5〜526.5(高さ)ミリ。重量はCG246が約9.9キロ、CX240が約9.8キロ、CS230が約7.5キロだ。

ブライトネスは「%」表示から「カンデラ/平方メートル」表示に変更された(写真=左)。スタンドは柔軟な位置調整に対応する(写真=右)

ColorEdge新シリーズ第1弾の主な仕様
製品名 ColorEdge CG246 ColorEdge CX240 ColorEdge CS230
パネルサイズ 24.1型 23.0型
バックライト 広色域バックライト 白色バックライト
色域 Adobe RGBカバー率97% sRGB対応
内蔵センサーの種類 内蔵キャリブレーションセンサー 内蔵コレクションセンサー
単体でキャリブレーション
内蔵センサーによる自動再調整
ColorNavigator 付属 付属(-CN/-CNX)
映像入力 DVI-I×1、DisplayPort×1、HDMI×1
USB USB 2.0(アップ×2、ダウン×2)
遮光フード 付属 オプション
カラーモード Custom、Adobe RGB、sRGB、EBU、Rec709、SMPTE-C、DCI、CAL User1〜3、Adobe RGB、sRGB、Paper、CAL User1〜3、sRGB、Paper、CAL
デジタルユニフォミティ補正回路 ○(新回路) ○(従来ColorEdge同様)
エミュレーション(3D-LUT利用)、デバイスエミュレーション ×
I/P変換(HDMI入力) ×
Auto EcoView ×
ScreenManager Pro for LCD ×
EIZO EasyPIX 非対応

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