インタビュー
» 2012年08月03日 15時33分 UPDATE

価格、サービス、サポート――総合力で勝負する海外携帯レンタルの老舗 テレコムスクエア (1/2)

いよいよ夏本番。海外旅行に出かける人はその際の通信手段を決めただろうか。国内キャリアの海外パケット定額も便利だが、さらに料金を安くしたい人には、モバイル通信機器のレンタルサービスがオススメだ。

[小竹佑児(ゴーズ),ITmedia]

 長らく続く円高傾向により、海外への渡航者数が過去最多になると見込まれる今夏。海外旅行をする予定がある人は、その際の通信手段を決めただろうか。最近は、国内の主要キャリアが海外パケット定額サービスを提供しているので、それを利用するという人が多いだろう。ただ、料金は最大で2980円となっており、数日間フルに使うと1万円を超えてしまう。そこで、少しでも料金を節約したいという人にオススメしたいのが、モバイル通信機器のレンタルサービスだ。今回はモバイル通信機器レンタルサービスの老舗、テレコムスクエア コンシューマー営業グループの平野陽子氏にレンタルならではの利点、サービスの詳細を聞いた。

国内キャリアの海外パケット定額よりも安い

photo テレコムスクエアの平野氏

 そもそも、モバイル通信機器のレンタルとはどういったサービスなのか。20年以上の歴史を持つテレコムスクエアでは現在、海外用の携帯電話、スマートフォン、データ通信端末に加えて、国内用の携帯電話、スマホ、データ通信端末のレンタルサービスなどを提供している。なかでも近年、急速に利用者数が増えているのが海外用のWi-Fiルーターのレンタルサービスだ。「2009年以降に始まったスマートフォンの急速な普及に比例して、毎年出荷台数が増えています。2012年は1〜6月だけで前年比500%を記録し、通年では過去最高の台数を出荷する見込みです」(平野氏)

 気になるのは料金だが、国内キャリアの海外パケット定額を利用する場合、ドコモ、au、ソフトバンクともに料金は20万パケットまでが1980円/日、それ以上は2980円/日に設定されている。それに対し、同社の定額制Wi-Fiルーター「Wi-Ho!」の利用料は、アジア圏(中国、香港、韓国、台湾※)であれば、1日あたり760円で済む。また、長期滞在するケースが多い米国や欧州などは1日あたり1200円で利用できるほか、7日間の「パック7」(7000円)、15日間の「パック15」(1万5000円)、30日間の「パック30」(1万9000円)といった長期滞在向けの料金プランも用意されている。

※9月30日までは、1日500円で利用できる夏限定のキャンペーンが実施される。

 同社のサービスはサイトに掲載されている“表示価格”を見ると、同種のレンタル事業者よりもやや高い国もあるが、“実質価格”はそれらよりも割安になるケースがほとんどだという。「同業他社のサービスには受取手数料が発生するため、サービスの利用料と手数料を合計すると、実質的には当社のサービスよりも割高になります。当社はすべてのサービスに手数料がかかりません」(平野氏)。また、他社の場合は端末を宅配業者へ委託するため受取手数料が発生するが、同社では後述する自社が運営する空港カウンターで受取・返却ができるので、手数料は発生しない。

9月30日まで台湾では1日500円で利用できる

 さらに今夏は、台湾のみに限り、通常1日760円の料金が500円に割引される旅行シーズン向けの「夏の“ワンコイン”キャンペーン」を9月30日まで実施している。「“安近短”(あんきんたん=費用が安く、距離が近く、日程が短い)な旅行先として人気を集めている台湾に的を絞ったキャンペーンです。旅先でも手持ちのスマートフォンで通信したいという女性のご利用を見込んでいます」(平野氏)

 同キャンペーンでは、通話とテザリングに対応したスマートフォンのレンタルサービス「スマートWi-Ho!」の料金も割安になる。国内キャリアの国際ローミング料金に比べて、1分あたりの通話料が平均で50%ほど安くなり、着信料が無料になる国が多いのも魅力だ。最大5台のテザリングに対応するスマートフォンが、通常1日1200円のところ1日1000円で利用できる。

 なお、音声通話とテザリングに対応するスマートフォンも扱っているのは、現地の回線で音声通話をしたいというニーズが増えているためだという。最近はSkypeやLINEなどのVoIPアプリも普及しているが、やはり通信網を用いた通話の方が通話品質が良いため、一定数の需要があるそうだ。

独自の電話通訳・相談サービス「コンシェルコール」も無料で提供

 今夏のキャンペーンでは、旅先から電話してさまざまな相談に応対してもらえるオプションサービス「コンシェルコール」も無料で利用できる。なお、通常は「安心補償プラス(315円)」と「コンシェルコール(105円)」の合計で420円(2012年8月現在)がかかる。同サービスでは、日・英・中・韓のいずれかを話せるスタッフが常駐しているコールセンターに、渡航先から電話すると、旅先でタクシーに乗るときやショッピングをしているときなど、通訳が必要になるケースで電話を介した通訳サービスを受けられる。

 さらに、現在地周辺でオススメの飲食店などの店舗情報を提供してもらえるほか、道に迷ったり、クレジットカードを紛失したりした場合など、旅先でトラブルが発生した際の相談も受け付ける。人を介したサービスなので、通訳アプリや音声エージェントアプリなどでは実現できない、きめ細やかなサービスを受けられるのが魅力だ。

 なお、同社では2011年末に韓国への渡航者向けにWi-Fiルーターを1日600円でレンタルできるキャンペーンも実施。こちらを実施する前は数十台規模だったレンタル数が、実施後は月間約3000台までに伸びだという。今夏の台湾向けキャンペーンでも同数かそれ以上の需要増を見込んでいるそうだ。

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