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» 2012年08月09日 11時00分 UPDATE

野村ケンジのぶらんにゅ〜PCオーディオ Review:“ちょこん”と乗るキュートなヘッドフォンアンプ、でもそのサウンドは本格派──オーディオテクニカ「AT-HA40USB」 (1/2)

音楽は“いい音”で聞きたい──。それならば、自作に続くオトナのPC遊び「PCオーディオ」に挑戦してはいかがだろう。今回はUSB DAC機能を搭載するキュートなボディの小型ヘッドフォンアンプをチェックする。

[野村ケンジ,ITmedia]

使いやすい小型ボディ、ヘッドフォン+光デジタル/アナログ出力に対応

photo オーディオテクニカ「AT-HA40USB」。実売価格は1万3000円前後となる(2012年7月現在)

 小さいボディがとてもかわいらしい、USB DAC搭載ヘッドフォンアンプがオーディオテクニカから登場した。

 「AT-HA40USB」は、2011年に発売されたAT-HA70USBの弟分といえるモデルで、96kHz/24ビットのハイレゾ音源への対応、ヘッドフォン出力に加えてアナログ(ステレオミニ)とデジタル(光)、2系統の出力を用意するなど、基本部分はそのままにALC(オートレベルコントロール)搭載の内蔵マイクやサンプリング周波数インジケータなどの付加装備を省略することで、より小型のボディサイズと、高いコストパフォーマンスを実現したモデルに仕立てられている。

 本機を手にすると、やはり「かわいらしい小ささ」が心地よい。本体サイズは62(幅)×57(奥行き)×25(高さ)ミリ、重量は約55グラム。机上でじゃまにならないどころか、ちょっとしたすき間や何かの上に置けるのがとても便利だ。ヘッドフォンアンプやUSB DAC入門を考えている人には、とてもありがたい手軽さだと思う。

 それでいて、音質的なクオリティには十分なこだわりを持つのもオーディオテクニカならではのモノづくりといえる部分だ。DACの銘柄はさすがに変更されたようだが、対応は96kHz/24ビットのまま。同時にカップリングコンデンサレスの回路を採用し、深みのある低音も実現したという。ボディこそ上位モデル AT-HA70USBの亜鉛ダイキャストからABS樹脂素材に変わっているが、ブラックの外装とシルバーのボリュームつまみによって、なかなか存在感と上質感があるのだ。


photophoto 小型ボディに意外と存在感のあるボリュームつまみ、ヘッドフォン出力をフロントに、光デジタル/ラインアウトとUSB入力(Mini USB)をリアに実装する

 接続に関しては、USBバスパワー動作+オーディオドライバレス(OS標準のサウンドドライバで動作)で動くので、PCとUSB接続するだけで使い始められる。設置性とともに、使い始めの手軽さも良好だ。

 フロントパネルのボリュームつまみはヘッドフォン出力のコントロールのみとなり、リアパネルのアナログ出力はバイパスされる。とはいえ、音質を考えるとこれはもっともな選択だ。基本的には接続先のアンプやパワードスピーカーにボリューム調節が付いているはずだから、特殊なシステムでもない限り不便と感じることはないはずだ。なお、このボリュームつまみ、小型ボディに不釣り合いなほど大きく、自身を主張している。もちろん大きいので操作しやすい。

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