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キヤノン、“静音モード”を搭載したA4モノクロレーザー複合機5モデル

» 2012年08月29日 13時00分 公開
[ITmedia]
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最上位モデルの「MF4890dw」

 キヤノンは8月29日、中/小規模事業所向けA4モノクロレーザー複合機の新機種として、「Satera MF4890dw」など5モデル発表した。いずれも2012年9月13日に発売する。

 価格はオープンで、実売価格は上位モデルから順に「MF4890dw」が4万4980円前後、「MF4870dn」が3万4980円前後、「MF4750」が3万980円前後、「MF4830d」が2万4980円前後、「MF4820d」が2万980円前後の見込みだ。

 MF4890dw/MF4870dn/MF4750はコピー、プリント、FAX、スキャンの4つの機能を、MF4830d/MF4820dはコピー、プリント、スキャンの3つの機能を備えたA4モノクロレーザー複合機。MF4890dwは有線/無線LAN搭載モデル、MF4870dnは有線LAN搭載モデルだ。下位モデルのMF4750は自動両面印刷機能を省いており、MF4820dはADFを搭載しない。

 これらは、2010年10月に発売された「Satera MF4500/MF4400」シリーズの後継機となる。

※記事初出時、MF4870dnは無線LAN搭載との記述がありましたが、有線LAN搭載でした。おわびして訂正いたします(PC USER編集部)

FAX機能付きのミドルレンジモデル。左が「MF4870dn」、右が「MF4750」だ。MF4750はボディカラーがブラックで、自動両面印刷機能を備えていない

FAX機能がないエントリーモデル。左が「MF4830d」、右がADF非搭載の「MF4820d」だ

 新機能としては、デスクサイドへの設置に配慮し、ユーザーが立った状態でも座った状態でも操作パネルの液晶モニタが確認しやすいよう「チルト式操作パネル」を採用。操作パネルは水平/垂直の2段階に調整できる。

 液晶モニタは白色バックライト付きのモノクロパネルで「5行漢字表示」に対応し、流れる文字やアニメーションによる作業手順のガイド機能も持つ。操作パネルには、スキャンしたデータをPCへ転送する「ワンタッチスキャンボタン」や、集約コピー(4in1/2in1)を行う「用紙節約コピーボタン」といったショートカットキーも備えている。

 また、プリント、コピー、スキャン、FAXのすべての機能で動作音を抑える「静音モード」を新たに追加しており、操作パネルの専用ボタンやタイマーによって静音モードと通常モードを切り替えられる。静音モード時はスピードが通常より遅くなるが、MF4890dwのプリント時で騒音レベルを46デシベルまで抑えることが可能だ(通常モード時は51デシベル)。

 コピー速度はA4片面タテで毎分25枚(MF4750は毎分23枚)。同社独自のオンデマンド定着方式の採用により、9秒以下のファーストコピータイムを達成しているほか、節電モードから2秒以下で復帰できる。TEC値は上位モデルのMF4890dwから順に、0.90kWh、0.80kWh、0.72kWh、0.74kWh、0.70kWhと低く、モノクロレーザー複合機としてトップクラスの省エネルギー性能としている。

 最上位のF4890dwは5モデルの中で唯一、最大50枚の連続読み取りが可能な自動両面ADFと無線LAN機能を装備。無線LANのセットアップは、簡単に設定が行えるAOSS/らくらく無線スタート/WPSに対応する。

 MF4890dwの本体サイズは390(幅)×368(奥行き)×360(高さ)ミリ、重量は約13.4キロだ。自動両面ADFの高さを抑えて折りたたみ式とし、操作パネルを垂直にできる機構としたことで、未使用時の専有面積を削減している。

Satera MF4800シリーズ/MF4750の主な仕様
製品名 MF4890dw MF4870dn MF4750 MF4830d MF4820d
カテゴリー 無線LAN・FAXモデル FAXモデル エントリーモデル
コピー速度 25枚/分 25枚/分 23枚/分 25枚/分 25枚/分
コピー
プリンタ
FAX
スキャン
自動両面印刷
ADF ○(両面)
有線LAN
無線LAN
TEC値 0.90kWh 0.80kWh 0.72kWh 0.74kWh 0.70kWh



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