iPhone 5の発売と同時に、次世代高速通信サービス「SoftBank 4G LTE」の提供を開始したソフトバンクモバイルが、都内の量販店で開通セレモニーを開催した。各会場では、ソフトバンクモバイルの役員がLTEサービスとiPhone 5の魅力をアピール。白戸家のお兄さんとして知られるダンテ・カーヴァー氏やお笑い芸人のサバンナも駆けつけ、イベントを盛り上げた。
4G LTEは、下り最大75Mbps(一部エリア。その他エリアは最大37.5Mbps)の通信速度を実現する次世代高速通信サービス。最初にそのスピードの恩恵にあずかれるのは、Appleの最新モデル「iPhone 5」で、今後、データ通信端末やAndroidスマートフォンが登場すると予想される。
ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのセレモニーに参加したソフトバンクモバイル 取締役専務執行役員の榛葉淳氏は「この日を迎えるに当たって、先月までに1万局を超えるLTE基地局の許可をいただいている。年度末までにはLTEだけで実人口カバー率91%を目指す」と、エリア展開に自信を見せた。
サービス開始当初の対応端末は「iPhone 5」のみで、同じくLTEサービスとiPhone 5を9月21日から提供するauとは真っ向勝負になる。榛葉氏はソフトバンクモバイルの強みとして、同社初の試みとなる使用済みiPhoneの下取りサービスや、これまで使っていたiPhoneを家族が安価なパケット料金で使えるようにするサービスを挙げ、24時間通話定額、テザリング対応、固定網との連携によるパケット料金割引と合わせた5つの施策で「もっと楽しく、お得に使ってもらえる」(榛葉氏)とアピール。LABI1池袋モバイルドリーム館のイベントに登壇したソフトバンクモバイル 代表取締役副社長兼COOの宮内謙氏も「みなさんにより早く、iPhone 5を使っていただくためのプログラムをいっぱいつくり、思い切って提供した。ぜひ、早く手に入れてほしい」と呼びかけた。
ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaとLABI1池袋モバイルドリーム館のセレモニーには、お笑い芸人のサバンナが登場。「SoftBank 4G LTEが入ったら、どこにいても超高速で通信できるから、少女時代の動画も見放題。もしかしたら今日、iPhone 5が楽屋に置いてあるかと思ったが、いまだに触れていない」と笑いを誘った。
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