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» 2012年09月26日 15時30分 UPDATE

顔料10色機と染料8色機を刷新:キヤノン、写真作品向けのA3ノビプリンタ「PIXUS PRO-10/PRO-100」

キヤノンはA3ノビ対応インクジェットプリンタ2機種を発表した。発色や表現力に注力したモデルで、ディスプレイでの見た目に近い色合いでプリントを行う「PROモード」を搭載する。

[池田憲弘,ITmedia]
photo 「PIXUS PRO-10」と「PIXUS PRO-100」の外観は共通だ

 キヤノンは9月26日、A3ノビ対応インクジェットプリンタ「PIXUS PRO-10」「PIXUS PRO-100」を発表した。2012年11月上旬に発売する。価格はオープンで、直販価格はPIXUS PRO-10が9万円前後、PIXUS PRO-100は6万円前後となる見込み。

 これらの製品は、写真印刷がメインとなるインクジェットプリンタ。それぞれ「PIXUS Pro9500 Mark II」と「PIXUS Pro9000 Mark II」の後継機種で、同社が2012年1月に発表した「PIXUS PRO-1」の下位機種となる。

 PIXUS PRO-10は透明インクのクロマオプティマイザーを含む顔料10色インク、PIXUS PRO-100は染料8色インクを採用した。どちらも従来機種と比較して、色域が向上し、暗部階調をより滑らかに表現できるようになった。

 印刷ノズルの数はPIXUS PRO-10が各色768本の計7680本、PIXUS PRO-100も各色768本で、計6144本となる。最高解像度は4800×2400dpi、インク滴サイズは、PIXUS PRO-10が全弾4ピコリットルで、PIXUS PRO-100が全弾3ピコリットルだ。入力解像度はPIXUS PRO-1と同じく1200ppi。

 また、キャリッジスピードの最適化により、カラー、モノクロともに写真の印刷速度も向上している。従来機種と比較し、PIXUS PRO-10は約1.5倍、PIXUS PRO-100はカラーが約2倍、モノクロは約5倍となった(A3ノビフチありでの印刷時間を比較)。

 プリント画質に関する色再現、階調性、黒濃度、粒状性、光沢均一性、ブロンズ、メタメリズムといった各要素を考慮して、インクの最適な組み合わせを選択する「OIG System」に対応する。色域のマッピングと人間の視覚特性、紙色まで考慮した色調整によって、ディスプレイでの見た目に近い印象の写真プリントを行うカラーモード「PROモード」も搭載した。

photo 「PIXUS PRO-10」と「PIXUS PRO-100」ともにBlu-ray Disc/DVD/CDのレーベルプリントに対応する

 給紙機構は普通紙を150枚、はがきを40枚セット可能な後トレイと、半切や厚紙に対応する手差しトレイを用意しており、Blu-ray Disc/DVD/CDのレーベルプリントにも対応する。インタフェースは100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(無線LANと有線LANは同時利用不可)、USB 2.0を装備する。

 ボディはPIXUS PRO-1と同様の、ボックス型デザインを採用した。本体サイズは689(幅)×385(奥行き)×215(高さ)ミリで、重量はPIXUS PRO-10が約20キロ、PIXUS PRO-100が約19.7キロとなる。カラーキャリブレーションとICCプロファイルの作成が行えるソフト「Color Management Tool Pro」が付属しており、測色機はエックスライトのi1 ProとColorMunki Photo/Designに対応する。

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