もう1つマザーボードの新製品で目立っていたのは、ギガバイトのZ77マザー「GA-Z77X-UP7」だ。オーバークロックに特化した仕様で、CPU用に32フェーズ、内蔵グラフィックス用に3フェーズ、VTT用に2フェーズ用意する強力な電源設計を施している。5本のPCI-Express x16スロットを備えており、サイズはE-ATX。価格は3万5000円前後だ。
インパクトは大きいものの、様子見するユーザーが多い様子だ。某ショップは「ギガバイトのゲーミングマザーには『G1.Sniper』がありますが、あちらはオーディオ性能が強化されるなど多彩な強化がなされています。こちらは純粋にオーバークロック性能を追求したということですが、反響は未知数ですね。ギガバイトにOC性能を求める人がどれだけいるのか、これから見ていきたいと思います」と語っていた。
もう1つの注目株も板モノ。エルザから登場した、GeForce GT 640搭載のグラフィックスカード「GeForce GT 640 LP 1GB」だ。DDR3メモリを1Gバイト搭載しており、ロープロファイルに対応する。基板も1スロットに収まる厚みに抑えており、価格は1万円弱となる。
入荷したツートップ秋葉原本店は「さすがにエルザだけあって、いいところをついてきますね。GT 640ならゲームもバリバリできますし、これだけコンパクトなら装着できる環境も広い。手持ちのマシンで描画機能を一気に引き上げたいという人にはかなり魅力的なカードだと思いますよ」と話していた。
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