シャープのドコモ向けフラッグシップ機「AQUOS PHONE ZETA」の2世代目のモデルが登場。「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」は、省エネ性能と大画面を高い次元で両立させた1台に仕上がっている。発売は11〜12月の予定。OSはAndroid 4.0。
SH-02E最大の特長は、シャープが開発した新世代ディスプレイ「IGZO液晶」を、スマートフォンでは世界で初めて搭載したこと。IGZOでは液晶のトランジスタを薄型化でき、画素あたりのバックライトの透過率が従来のCG Silicon液晶よりも約70%向上。これにより、同じ消費電力でIGZOの方が明るく表示できる。
また、従来の液晶では静止画を表示しているときでもCPUが1秒間に60回動いているが、IGZOでは静止画の表示中はCPUの動きを止め、1秒間に1回しか電流を流さないので、消費電力を大幅に抑えられる。さらに、タッチパネル検出時にノイズを抑え、より正確な操作も可能になる。ディスプレイはHD表示(720×1280ピクセル)対応の4.9インチで、狭額縁設計によりギリギリまでボディの幅を狭くしている。
プロセッサーは、クアッドコアCPUを備えるQualcommのSnapdragon S4「APQ8064」を採用し、メモリはROMが32Gバイト、RAMが2Gバイトに増強されている。通信サービスは下り最大100MbpsのXi(LTE)を一部エリアで利用でき、800MHz帯のLTE通信もサポートする。さらにバッテリーは2320mAhという大容量のものを備え、スマートフォンとしての基本性能も底上げされている。ただしSH-09Dでは利用できた「おくだけ充電」には対応しない。
カメラは裏面照射型CMOSセンサーを採用。画素数は約1630万画素に向上し、デジタル16倍ズームで遠くの被写体をより写しやすくなった。約0.4秒でカメラが起動する「ON速起動」も健在だ。さらに、光学式手ブレ補正と電子式手ブレ補正に、音声でシャッターを切れる「Voice Shot」を加えたトリプル手ブレ補正により、ブレを極力抑えて撮影できる。120万画素のインカメラにも裏面照射型CMOSセンサーを採用しているので、自分撮りでもノイズを抑えられる。
本体のイヤフォンジャックに挿して携帯できるタッチペン(試供品)を同梱。このタッチペンを使える便利ツールとして、どこでも起動して手書きメモを残せる「書メモ」アプリと、手書きのスケジューラーとして使える「書ノート」アプリをプリインストール。書メモに残したメモを切り取ってメールに添付することもできる。音声操作も強化し、あらかじめ登録した言葉をスリープ時に話すとロックが解除されたり、音声でアプリを起動したりできる。また、ディスプレイ面全体が通話中のレシーバーとなる「パネルレシーバー」も搭載。5GHz帯の無線LANや、決済サービス込みのNFCも利用できる。
機種名 | AQUOS PHONE ZETA SH-02E |
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OS | Android 4.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon APQ8064(1.5GHzクアッドコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約68×135×9.8ミリ |
重さ | 約150グラム |
連続通話時間 | 未定 |
連続待受時間 | 未定 |
バッテリー容量 | 2320mAh |
メインカメラ | 有効約1630万画素裏面照射型CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約120万画素裏面照射型CMOS |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.9インチHD(720×1280ピクセル)IGZO液晶 1677万色表示 |
ボディカラー | Red、White、Blue |
主なサービス・機能 | NOTTV、Xi(下り100Mbps/上り37.5Mbps)、FOMAハイスピード(下り14Mbps/上り5.7Mbps)、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、防水/防塵、Wi-Fi、テザリング、エリアメール、GPS、Bluetooth、DLNA/DTCP-IP、NFC(決済サービス含む)、しゃべってコンシェル、ドコモクラウド、スマートフォンあんしん遠隔サポート ほか |
発売日 | 11〜12月予定 |
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