グラフィックスカードの新製品も多かった。なかでも評価が高かったのは、エルザのGeForce GTX 650搭載モデル「GeForce GTX 650 1GB S.A.C」。オリジナルのS.A.C(Silent Air Cooling)ファンを採用しており、静音性と冷却性を高めているのが特徴だ。全長も145ミリと短い。価格は1万3000円弱だ。入荷したTSUKUMO eX.は「ショート基板で静かでよく冷えると、エルザらしいそつのないカードですね。GTX 650カードのなかでもそれほど高価というわけでもないので、安定してヒットしてくれればと思っています」と話していた。
注目度ではMSIの「R7970 Lightning BE」もひけをとらない。動的にコアクロックを引き上げる「AMD PowerTune Technology with Boost」機能に対応したGPU「Radeon HD 7970 GHz Edition」を採用したオーバークロックカードで、価格は5万5000円前後となる。
2012年3月に登場したRadeon HD 7970搭載モデル「R7970 Lightning」にあたる製品で、独自クーラー「TwinFrozrIV」を採用し、補助電源を8ピン×2基に増強しているなど、基本仕様は同じだ。メモリはGDDR5を3Gバイト積んでいる。
ドスパラ パーツ館は「シングルGPUのRadeonでは現行最強クラスといえます。前モデルが6万円台後半で登場したことを考えるとリーズナブルですが、7970搭載カード自体の価格幅が広がっていて、現在は3万円台前半のカードもある状況です。価格的に悩ましい位置にありますが、細部にまでこだわる人には注目してもらいたいですね」と話していた。
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