高音質を追求した“水平ディスプレイ”仕様の液晶一体型PC――「All-in-One PC ET2300INTI/ET2701INTI」2012年PC秋冬モデル

» 2012年11月14日 15時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

クアッドアレイスピーカーを搭載した23型モデルが登場

photo All-in-One PC ET2300INTIは、ディスプレイが水平になるスタンドを採用した

 ASUSTeK Computerは11月14日、液晶一体型PCの新モデル2製品を発表した。ラインアップは23型モデルの「All-in-One PC ET2300INTI」と、27型モデルの「All-in-One PC ET2701INTI」の2種類。価格はオープンで、想定実売価格はそれぞれ14万9800円と16万9800円。ET2300INTIは2012年12月中旬以降、ET2701INTIは2012年11月下旬以降に発売する。

 23型モデルのAll-in-One PC ET2300INTIは、ディスプレイを水平にできる、スタンドのギミックが特徴だ。23型ワイドディスプレイの解像度は1920×1080ドットで、10点マルチタッチ対応のタッチパネルを内蔵する。ディスプレイのパネルは、広視野角が特徴のIPSパネルを採用し、グレア処理を施している。

 音質面にも注力した。液晶一体型PCとして世界で初めて(2012年11月現在、ASUSTeK Computer調べ)、複数のアレイスピーカーを搭載したほか、出力3ワットのウーファーを1台内蔵し、出力5ワットの外付けサブウーファーも付属する。これらのスピーカーはすべて、ボーカルサウンドの強化や高い音再現性を備える「Sonic Master Technology」に対応する。

 CPUは、インテルの第3世代Coreプロセッサー・ファミリーであるCore i7-3770(3.4GHz、最大3.9GHz)を搭載し、チップセットはIntel B75 Expressを採用した。メモリは8Gバイト(4Gバイト×2、DDR3-1600)で、データストレージは容量2TバイトのHDDだ。光学ドライブは、DVDスーパーマルチドライブも内蔵しており、外付けグラフィックスコアはGeForce 630M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を実装した。

 インタフェースは、USB 3.0×4、eSATA/USB 2.0共用×1、Thunderbolt×2、HDMI×1、200万画素のWebカメラのほか、SDHCメモリーカードやMMCに対応するカードリーダーを備える。通信機能はギガビットLAN、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANに加え、Intel WiDiによるワイヤレスディスプレイ接続も利用できる。

 OSは64ビット版のWindows 8をプリインストールし、オフィスソフトはキングソフト製となる。本体サイズは、572(幅)×265(奥行き)×448(高さ)ミリで、重量は約11.6キロ。

photo All-in-One PC ET2701INTI

 27型モデルのET2701INTIは、ディスプレイが水平になるギミックやアレイスピーカーを搭載しない。Core i7-3770S(3.4GHz、最大3.9GHz)とIntel H61 Expressチップセットを組み合わせた基本システムに、8Gバイトメモリ、2TバイトHDD、Blu-ray Discドライブ、GeForce 640M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を搭載する。IPSパネルを搭載したディスプレイの解像度は1920×1080ドットだ。ディスプレイは10点マルチタッチに対応する。

 インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、eSATA/USB 2.0共用×1、HDMI×1、200万画素のWebカメラ、SDHCメモリーカードやMMCに対応するカードリーダーなど。通信機能はギガビットLAN、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANがあるが、ET2300INTIと異なり、Intel WiDiには対応しない。

 OSは64ビット版のWindows 8で、オフィスソフトはキングソフト製のKINGSOFT Office 2012 Standardだ。本体サイズは、660(幅)×233(奥行き)×508(高さ)ミリで、重量は約13.4キロ。

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