定番スピーカーはどう変わった? JBL「CONTROL ONE」を聴く野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review(1/2 ページ)

» 2012年11月19日 18時35分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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 ヘッドフォンからテレビ、ホームシアターまで、さまざまなジャンルの数多あるAV系新製品のなかから注目の新製品をピックアップし、いち早いレビューをお送りしていく「野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review」。今回はコンパクトモニタースピーカーとして定番中の定番といえる、JBL「CONTROL ONE」を紹介しよう。

JBL「CONTROL ONE」

 1986年の発売以来、25年以上にわたりコンパクトモニタースピーカーの定番として高い人気を保っているJBL「Control 1」。155(幅)×139(奥行き)×228(高さ)ミリというコンパクトなボディーが持つ設置性の高さや、正確な音色表現、遠くまでよく届く音ヌケの良さなどから、デスクトップ用のコンパクトスピーカーとしてだけでなく、業務用のルームスピーカーとしても幅広く活用されているモデルだが、このたび久々のリニューアルが行われた。

 といっても、外観的にはほとんど変化が見られない。はっきり分かるのは、メタル製のフロントグリルに付けられたバッジの違いくらいだ。リニューアルモデルでは、ロゴが「Control ONE」となったため、外観で一応の区別はつくようになっている(先代に当たる「Control 1Xreme」までは“ONE”の部分が“1”と数字表記されていた)。

ロゴが「Control ONE」となった

 今回のリニューアルで改良が行われたのは、主にスピーカーユニットまわりだ。まず10センチ口径のウーファーユニットは、サイズやデザインはとこれまでと同しながらも、振動板をパルプにハイポリマー複合材を組み合わせたポリラミネートコーンに変更。同時に13ミリ口径のツイーターにチタンラミネートダイアフラムを採用することで、レスポンスと指向性の最適化を図ったという。いっぽうで、過大入力からユニットを保護する、プロテクター付きネットワークを新採用するなど、耐久性についての改善も施されている。

1.3センチ径チタンラミネートダイアフラム・バランスドライブ・ツィーターと10センチ径のポリラミネート・パルプコーンウーファーを搭載。インピーダンスは4オーム

 使い勝手の面では、壁面取り付け用のブラケットが付属した点が新しい。これまではオプションとして用意されていたので、それらを別売で購入する必要がないのはありがたい。その代わり、従来からあるMTCタイプのJBL純正ブラケット(MTC-201、MTC-1/2/2+/3など)は使えなくなっているというから、注意が必要だ。

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