エミライがDSDに本気、USB DACや対応ソフトを続々リリース

» 2012年11月22日 22時50分 公開
[ITmedia]

 エミライは、PCオーディオ分野におけるDSD再生環境の取り組みを強化する。DSD対応のUSB DAC各種を随時販売するほか、DSD再生対応のWindows用音楽再生ソフトウェアの提供、USB出力に特化した音楽再生専用PCなどを予定している。

,INVICTAは、192kHz/24bitのPCMおよびDSD 2.8MHz対応のUSB DAC。フロントパネルにSDカードスロットを搭載し、SDカード(SDXCも対応予定)経由でWAV、AIFF、FLAC(12月以降対応予定)、DSD(12月以降対応予定)の再生にも対応する。価格は39万9000円

 USB DACは、新たに海外の3ブランド4製品を取り扱う。カナダBCIC Designs Inc(Resonessence Labs)の「INVICTA」(型番:RSL-INVC)および「CONCERO」(型番:RSL-CNCR)、同じくカナダGCM Services Inc(ブランド名はexaSound Audio Design)の「e20」(ESD-e20)、香港AURALiCの「VEGA」を12月中に発売する予定だ。

「e20」(ESD-e20)は、32bit/384kHzのPCM、およびDSD64(2.8MHz)とDSD128(5.6MHz)に対応したUSB DAC。価格は29万9250円

「VEGA」は、32bit/384kHz PCMおよびDSD64(2.8MHz)、DSD128(5.6MHz)対応。34万8600円

 PC分野では、まずUSB3.0信号を光ファイバーに変換して伝送するためのUSB/光ファイバートランスコーダーを開発。これを音響向けにチューニングしたPCと組み合わせ、音楽再生専用PC「acroama luminis」として今冬に発売する予定だ。

「HQPlayer」。ソフトウェアによるアップサンプリング/ダウンサンプリングに対応する

 DSD対応の音楽再生専用ソフトウェア「HQPlayer」は、フィンランドのSignalyst製。動作環境はWindows Vista SP1以降。上記のVEGA、e20のほか、フォステクス「HP-A8」で動作を確認しているという(順次情報を公開予定)。価格は1万4700円で、専用ページからのダウンロード販売のみ。今冬のリリースを予定している。

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