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» 2012年12月03日 10時00分 UPDATE

三菱マルチメディアディスプレイでフルHDとIPS方式液晶は当然、だったら何で選ぶ?:編集部が厳選! “+α”で決める「三菱ディスプレイ」 (1/3)

液晶ディスプレイ業界で先陣を切って積極的な高画質化と高機能化に取り組んできた三菱電機のマルチメディアモデル。2012年もIPS方式のフルHD液晶パネルを搭載した強力な製品ラインアップが出そろった。こうなると、問題は何を決め手に製品を選ぶかという話になる。そこで今回は、ITmediaの3つの編集部がおすすめのモデルを選んでみた。

[ITmedia]
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そのラインアップは圧倒的――三菱マルチメディアディスプレイ

tm_1211rdt_01.jpg 高画質・高機能に定評がある三菱電機のマルチメディア液晶ディスプレイ

 国内の液晶ディスプレイ市場でトレンドをリードする三菱電機の中でも、「Diamondcrysta WIDE」シリーズのマルチメディア液晶ディスプレイは、特に目の肥えた日本のユーザーニーズにしっかりと応えた高画質・高機能で人気を博している。

 昨今の例を挙げれば、“高画質だが高価格”だったIPS方式のフルHD液晶パネルを高価なカラーマネジメント対応モデルではなく、動画やゲームを中心として多目的に使えるマルチメディアモデルへと積極的に採用し、「普及価格帯でIPS方式のフルHD液晶パネルを搭載したマルチメディアディスプレイ」という新たな潮流を生んだことは記憶に新しい。2009年から2011年にかけ、マルチメディアモデルの主力機種すべてをIPS方式のフルHD液晶パネル搭載機に置き換え、他の追随を許さない強力なラインアップを完成させた。

 そんな三菱電機が2012年に注力してきたのは、スマートフォン対応と大画面だ。5月に販売を開始した23型スタンダードモデルの「RDT234WX-S(BK)」と「RDT234WX(BK)」に続き、6月にはシリーズ初となる27型IPS方式パネル搭載モデルの「RDT272WX(BK)」を投入、11月には23型アドバンスモデルとして倍速補間機能搭載の「RDT234WX-Z(BK)」と偏光方式3D対応の「RDT234WX-3D(BK)」を同時に発売した。

 これらはいずれもスマートフォン向けの表示機能である「スマホビュー」を備えるほか、各部の強化により、さらにマルチメディア液晶ディスプレイとしての魅力を高めているのが特徴だ。売れ筋の23型に肉薄する性能と機能を備えた新しい27型モデルが加わったことも、2012年のラインアップにおける注目ポイントとなっている。

 とはいえ、すべてがIPS方式パネル搭載のフルHD液晶ディスプレイなので、どれを選ぶべきか悩んでしまう人は少なくないだろう。そこで今回はさまざまなディスプレイ製品に普段から触れているITmediaのガジェット、PC USER、LifeStyleという3つの編集部が各モデルを実際に試し、それぞれイチオシの製品を選んでみた。

 以下に用意した4つのボタンを押すと、編集部が試した各モデルの詳細情報にジャンプするので、気になった製品からご覧いただきたい。

“スマホ対応”でさらに進化したマルチメディア対応力

 まずは5モデル共通の特長から紹介しよう。競合機種にない三菱独自の新機能で最も目を引くのは、スマホビュー機能だ。HDMIで接続したスマートフォンの縦画面を黒い余白なしで2画面表示の子画面いっぱいに映し出せることに加えて、用途別の画質モード「アドバンストDV MODE:モバイル」にも対応する。スマートフォンの画面サイズや画面比率はそれぞれだが、接続する製品に合わせて、画面の縦横比は細かく調整できる。

 実際に試してみると、PCを起動せずに、スマートフォンの写真や動画、電子書籍、各種アプリなど、さまざまなコンテンツを大画面に表示して楽しめるのは新鮮な体験だ。アドバンストDV MODE:モバイル機能は、テキスト、フォト、動画(高解像度)、動画(低解像度)の設定を選択可能で、例えば低解像度のネット動画もくっきりと見やすく表示できる。スマートフォンで高精細なコンテンツを表示しているときに「もっと大画面でよく見たい」と思うこともあるのではないか。そんな要望にきちっと応えてくれる新機能だ。

 また、スマホビューの2画面表示機能を使えば、PCや家庭用ゲームの映像を親画面に大きく表示しつつ、スマートフォンのコンテンツを子画面に映し出せる。1つのディスプレイに2つの画面を同時表示できるため、目の前の大画面と手元のスマートフォンの小さい画面を交互に見比べる必要がなくなり、「ながら作業」がはかどるだろう。

tm_1211rdt_02.jpgtm_1211rdt_03.jpg スマホビュー機能を使えば、スマートフォンの縦画面を左右の黒い余白なしで、大画面のディスプレイにPinPで大きく子画面表示できる(写真=左)。親画面と子画面を重ねずに、水平1280ドット分は親画面、640ドット分は子画面に割り当てて並列表示するPoutPの機能も持つ(写真=右)

tm_1211rdt_04.jpgtm_1211rdt_05.jpgtm_1211rdt_06.jpg スマホビュー機能によるPinPの子画面は、表示する位置を4隅に移動できる(写真=左)。子画面の表示サイズは3段階に切り替えられる(写真=中央)。スマホビューの画面スタイルは4種類から選択でき、表示エリアの縦横比をカスタマイズすることも可能だ(写真=右)

 画質面の核となるのは、超解像技術や独自の高画質技術を1チップに凝縮した「ギガクリア・エンジンII」だ。エリアコントラストやブロックノイズリダクション、肌色検出など、同社の液晶テレビ開発ノウハウも存分に生かした映像エンジンを惜しげもなく搭載していることは、「PC用ディスプレイにHDMIを載せただけ」という他社の低価格機に対する大きなアドバンデージとして覚えておきたい。

tm_1211rdt_07.jpg 今回紹介する5モデルは、超解像をはじめ、多彩な高画質化技術の核となる三菱独自の映像エンジン「ギガクリア・エンジンII」を搭載する

 その映像入力インタフェースも充実しており、2系統のHDMIをはじめ、国内ではまだまだ使われているD端子(D1〜D5)、そしてPC向けのDVI-D(HDCP対応)にD-Subと、バランスのいい4系統入力を備える。つまり、複数のゲーム機(据え置き機もポータブル機も)、AV機器、PC、そして前述したスマートフォンまで、この1台にまとめて接続できるというわけだ。この4系統入力をフル活用できるように、入力切り替えなど主要な設定に専用ボタンを設けたフルリモコンが付属するのもうれしい。

tm_1211rdt_08.jpgtm_1211rdt_09.jpgtm_1211rdt_10.jpg 接続しやすい側面に2基のHDMI入力とD端子(D1〜D5)を備えており、プレイステーション 3、Xbox 360、Wiiといった主要ゲーム機、AV機器、スマートフォンなどを同時に接続できる(写真=左)。背面にはPC接続用のDVI-D入力とアナログRGBのD-Sub入力が下向きに配置されており、PCを2台同時につなげる(写真=中央)。入力切り替えや主要な設定がワンタッチで行えるフルリモコンが付属(写真=右)。モデルによっては、特定の機能が使えるボタンを追加したフルリモコンが付属する

 また、DVI-DとHDMIの親子画面に対応したデジタル2画面表示(PinP/PoutP)、指定範囲のみ超解像が可能なソフト「ギガクリア・ウインドウ」、入力映像のスケーリングを行う「画面サイズ」(全画面拡大、アスペクト比固定拡大、2倍拡大、ドットバイドット)、480iや1080iのインターレース信号をプログレッシブ信号へ高品位に変換する3次元IP変換、プレイステーション・ポータブル(PSP)の画面比率を崩さずに拡大表示する「ポータブル」など、さまざまな機器をつないで適切なサイズや表示品質で視聴できる環境が整っている。

 ゲーム用途では、液晶パネルの「高速な応答速度」と、ボタンを押してから画面に操作が反映されるまでの「遅延時間の短さ」が重視されるが、この点においても抜かりがない。倍速補間機能付きのモデル以外は、広視野角のIPS方式ながら中間階調域で3.2〜3.5ms(オーバードライブチェンジャーのモード2利用時)という高速な応答速度を実現しており、ゲーム向けのスルーモードではフレーム遅延時間を0.1フレームと人間が知覚できない短時間に抑えている。このフレーム遅延時間をリモコンのボタン1つで確認できる「フレーム遅延時間表示」機能を全モデルに搭載しているのも三菱だけの優位点だ。

 マルチメディア液晶ディスプレイということで、写真の表示や編集用途にも配慮しており、付属の色調整用チャートを見ながら簡易的なカラーマネジメントが手軽に行えるソフト「EASYCOLOR!3」も付属する。

個性豊かなラインアップはスタンダードモデルでも高性能・高機能

 5モデルの違いもざっと見ていこう。23型モデルの「RDT234WX-S(BK)」と「RDT234WX(BK)」は、マルチメディア液晶ディスプレイとして定番の地位を確立した「WX」シリーズの新世代スタンダードモデルだ。前者が光沢あるグレアパネル、後者が光沢なしのノングレアパネルを採用する以外、スペックは共通化されている。

 スタンダードモデルといっても前述した高性能・高機能を誇り、一般的なディスプレイの水準ではハイエンドクラスといえる実力を備えつつ、3万円台後半とリーズナブルな実売価格を維持しているのだから、その人気にもうなずけるというものだ。

tm_1211rdt_11.jpgtm_1211rdt_12.jpg 23型スタンダードモデルの2機種。グレアパネル採用の「RDT234WX-S(BK)」(写真=左)。ノングレアパネル採用の「RDT234WX(BK)」(写真=右)

 このスタンダードモデルの強みをより大画面で提供するのが27型モデルの「RDT272WX(BK)」だ。「RDT234WX-S(BK)/WX(BK)」に肉薄する最新の高画質化技術と豊富な機能を大画面とともに提供しており、こうしたコンセプトの27型フルHD液晶ディスプレイはほかに見当たらない。それでいて、実売価格は4万9800円前後と5万円を切っており、まさに“ワンランク上”の大画面スタンダードモデルといえる。

tm_1211rdt_13.jpg 27型スタンダードモデルの「RDT272WX(BK)」

 さらに、「RDT234WX-S(BK)/WX(BK)」をベースとして、さらなる高付加価値を提供するのがマルチメディアアドバンスモデルの「RDT234WX-Z(BK)」と「RDT234WX-3D(BK)」だ。いずれも23型フルHD液晶パネルを採用する。

 「RDT234WX-Z(BK)」は、120Hz駆動のIPS方式パネルと独自の倍速補間機能「倍速クリアピクチャー」により、ぼやけ感がグッと抑えられた滑らかな動画表示を実現。応答速度や遅延時間の短さはスタンダードモデルに譲るが、動画のコマ数を疑似的に倍増させるこの機能のおかげで、動画再生は段違いに滑らかだ。IPS方式で倍速補間という競合機種にないプレミア感を考えると、5万4800円前後という実売価格にも納得がいく。

 「RDT234WX-3D(BK)」は、付加価値として倍速補間ではなく、「手軽な3D立体視」を採用したモデルだ。電池のいらない偏光式の3D立体視に対応し、さまざまな3D映像コンテンツを付属の3Dメガネ(2種類付属)で楽しめて、実売価格は5万2800円前後におさまる。5モデル共通の高画質化技術で2D映像を満喫しながら、Blu-ray 3Dやネットの3D動画、撮影した3D写真・動画を立体視したいならば、選択肢はこれしかない。

tm_1211rdt_14.jpgtm_1211rdt_15.jpg 23型マルチメディアアドバンスモデルの2機種。倍速補間機能搭載の「RDT234WX-Z(BK)」(写真=左)。偏光方式3D対応の「RDT234WX-3D(BK)」(写真=右)


 最後に、今回取り上げるIPS方式マルチメディア液晶ディスプレイの5モデルを横並びで比較できるよう、主なスペックをまとめた。特長となる項目は太字で、ほかのモデルに比べて大きく勝る項目は赤字で表示している。5モデルで共通の仕様は別途まとめた。各製品の細かい違いを確認する参考にしてほしい。

三菱マルチメディア液晶ディスプレイの主要ラインアップ
製品名 RDT234WX-S(BK) RDT234WX(BK) RDT272WX(BK) RDT234WX-Z(BK) RDT234WX-3D(BK)
画面サイズ/解像度 23型ワイド/1920×1080 27型ワイド/1920×1080 23型ワイド/1920×1080
液晶方式/表面処理 IPS方式 60Hz/グレア IPS方式 60Hz/ノングレア IPS方式 120Hz/ノングレア IPS方式 60Hz/ハーフグレア
高透過率液晶パネル
バックライト 白色LED (NTSC72%)
倍速補間/シネマモード ○(倍速クリアピクチャー)/○(なめらか/フィルム/切)
3D立体視 ○(偏光方式3D、3Dグラス2種類付属)
デジタル2画面 PinP/PoutP
スマホビュー機能 画面スタイル、アドバンストDV MODE:モバイル
画質プリセットモード アドバンストDV MODE(静止画/動画/動画 自動/モバイル)
応答速度(GTG) 3.5ms(オーバードライブチェンジャー) 5ms 3.2ms(オーバードライブチェンジャー)
フレーム遅延時間表示機能 ○(スルーモードオン時:0.1フレーム) ○(スルーモードオン時:0.9フレーム) ○(スルーモードオン時:0.1フレーム)
3次元I/P変換 ○(480i/1080iのインターレース信号をプログレッシブ変換)
超解像技術 本体/ソフト ○/○(ギガクリア・ウィンドウ)
画像処理エンジン ギガクリア・エンジンII
画面サイズ機能 フル、アスペクト、2×ズーム、リアル
AVアスペクト機能 ポータブル(携帯用ゲーム機をフル画面表示)
オーバースキャン機能 100%、98%、95%、93%
カラーマネジメントソフト EASYCOLOR!3
リモコン フルリモコン
映像入力 HDMI×2、D端子(D1〜D5)、DVI-D、D-Sub
音声入力 RCA L/R、ステレオミニ、HDMI×2(映像入力共用)
音声出力 ヘッドフォン(ステレオミニ)
ステレオスピーカー 2ワット+2ワット 3ワット+3ワット 2ワット+2ワット
ECO Professional
消費電力:標準 35ワット 39ワット 66ワット 37ワット
消費電力:通常時 19.6ワット 20.9ワット 30.5ワット 22ワット
消費電力:省エネモード スリープモード時:0.8ワット以下(AC100ボルト入力時) スリープモード時:1ワット以下(AC100ボルト入力時) スリープモード時:0.8ワット以下(AC100ボルト入力時)
輝度(標準値) 250カンデラ/平方メートル 350カンデラ/平方メートル 240カンデラ/平方メートル
コントラスト比 8000:1(CRO非動作時 1000:1) 5000:1(CRO非動作時 900:1) 8000:1(CRO非動作時 1000:1)
視野角 上下178度、左右178度 上下178度、左右178度 (3D 上下12度/3Dクロストーク10%以下)
10ビットガンマ機能
本体デザイン 本体厚39ミリの薄型デザイン、アルミダイキャストスタンド 本体厚69ミリ 本体厚68ミリ 本体厚39ミリの薄型デザイン、アルミダイキャストスタンド
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 545×170×394ミリ 643×230×444ミリ 546×230×453ミリ 545×170×394ミリ
重量 約4.9キロ 約6.6キロ 約5キロ
実売価格 3万9800円前後 3万7800円前後 4万9800円前後 5万4800円前後 5万2800円前後

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提供:三菱電機株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2012年12月31日