ベアボーンキットだけでなく、NUC対応パーツも同じタイミングで出回っている。複数のショップが入荷しているのは、abeeのPCケース「acubic NE01」と「acubic NE02」だ。価格はともに1万3000円弱。acubic NE01はシンプルなボックス型のデザインで、サイズは125(幅)×111(奥行き)×41(高さ)ミリとなる。acubic NE02は一部のエッジをR加工した曲線の目立つデザインを採用しており、サイズはNE01とほぼ同じ126(幅)×111(奥行き)×42(高さ)ミリ。どちらもドライブベイは非搭載だ。
ケースと同時に、NUC対応のACアダプタ「FSP065-REB」もabeeから登場しており、3000円で複数のショップが取り扱っている。パソコンハウス東映は「NUCマザー単体と組み合わせられるパーツがそろった感じです。ケースをイチから自作するのもいいですが、難易度が一気に上がりますからね。こういうパーツが増えることで、いろいろなニーズに応えられるようになればいいですね」と語っていた。
また、PC DIY SHOP FreeTもショップブランドのNUC用ベンチ台「FT-NUCITA」を週末から3480円で売り出している。金曜日時点で「これから合間に梱包していきます。どれだけ需要があるか未知数ですが、盛り上がってくれれば」と期待をこめつつ準備を進めていた。
超小型マシンを自作するバリエーションが増えるなか、現状に懸念を抱く声もある。某ショップは「インテル純正ケースとマザー単体の価格差が2〜4000円しかなく、ベアボーンキットのお得度がすごく高いという微妙な感じが気になります。マザーがもっと安くなるか、新たなマザーがたくさん出てくれば、趣味性が一気に広がると思うんですよね……」と複雑な心境をのぞかせていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.