14型ノートでなんと3万円台から、コストパフォーマンスでこのモデルに勝るオフィスPCはあるか?──「Endeavor Sシリーズ NY2300S」検証年末/年度末導入に対応! オフィスノートPCの最適解(2/2 ページ)

» 2012年12月05日 10時00分 公開
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Windows 8と業務アプリを快適に活用できる基本性能

photo Windows 8 エクスペリエンスインデックスの結果

 では、実パフォーマンスはどうか。今回はNY2300Sのバリューモデルを評価機にベンチマークテストを実施する。

 まずWindows 8エクスペリエンスインデックスは、CPUが5.8、メモリが5.5、プライマリ ハードディスクが5.9と、ビジネスノートPCとしてはまったく困らないであろう値だ。とくにCeleronという低価格志向のCPUを採用しつつ、Celeron B830は1.8GHzという高クロックであるため、前モデルのCore i5モデルに肉薄したパフォーマンスを発揮することが分かる。

 システム性能を測るPCMark 7の総合スコアは1900となった。CPU演算の占める割り合いの高いパートでは十分なスコアが得られた半面、動画の変換のようなGPUが使われるマルチメディア処理に関連する項目はやや低めとなる。

photophoto 前モデルのEndeavor Sシリーズ NY2200S(Core i5モデル/Core i5-2430M搭載)、薄型モデルのEndeavor NA601E(フルBTO対応/Core i5-3317U+128GバイトSSD搭載)と比較したWindows エクスペリエンスインデックス(画像=左)とPCMark7のベンチマークテスト結果。

photo ストレージのデータ転送速度を計測する「CrystalDiskMark 3.0」の結果

 NY2300Sはオフィスへの導入を想定したシリーズのため、3D描画処理を必要とするシーンは少ないが、参考としてゲーム系ベンチマークテストも行っておこう。ストリートファイターIV Benchmarkは20.36fps、MHFベンチマーク大討伐は821ポイントで、やはり3D描画のゲームタイトルを楽しむには少々厳しいか。3DMark 06総合ポイントは3553、同じく3DMark Vantageは827だった。

 バリューモデルにおいては、グラフィックス系の性能が若干のネックとなる。スタンダードモデルで採用する第3世代Core iシリーズのIntel HD Graphics 4000がDirectX 11対応なのに対し、Celron B830のIntel HD Graphicsは、DirectX 10対応に留まることに加え、実行ユニットの数が少ない。この点は3D描画を用いるゲーム用途だけでなく、デスクトップ作業のレスポンスにも少なからず影響するので、オフィススイート以外に高解像度な写真や動画を扱い、プレゼンテーションデータや企画書の作成、およびクリエイティブ作業を行う業務シーンであればスタンダードモデルの検討を勧めたい。

 BBench(海人氏・作 802.11n無線LANで常時接続、Bluetoothオフ、60秒間隔での10サイトWeb巡回、10秒間隔でのキーストローク、WebブラウザはInternet Explorer 9を指定、タブブラウズは無効、電源プランはバランス)で測定したバッテリー動作時間は、3時間12分だった。こちら、電源プランをecoなどにし、ディスプレイ輝度を下げればもう少し延長できる可能性を残していることも考慮し、1時間ほどの会議や打ち合わせを3回連続で出席できるほどの実力は持っている。

パフォーマンスと価格を両立する、ちょうどよいサイズのオフィスPC

photo

 NY2300Sのバリューモデルに採用するCeleron B830は、オフィスシーンにおけるオフィススイートやWebサイトの表示、Webサービスを活用するうえで「基本的にはまったく困らない」性能を持っている。一方Core i5-3210Mを採用するスタンダードモデルは、Intel HD Graphics 4000のグラフィックス性能も加わることで、上記のシーンに加えて高解像度の写真や動画データの扱いも含めたクリエイティブ業務もこなしたいユーザーに向いている。

 いずれにせよ、どちらかでたいていのSMBの利用シーンをカバーできる構成であるのが導入を検討する層に好ましいのではないだろうか。年度末〜年度始めの導入を見込んで複数台まとめて導入するにしても、ある部署はバリューモデル、一部のチームや人員にはスタンダードモデルといったように、スタッフの業務内容やニーズに応じつつも、ほとんど迷わず選ぶことができる。こちらはSMB層に対して選びやすく、低価格にオフィスPCを提供するEndeavor Sシリーズの大きなポイントだ。

 フルBTOに対応するEndeavorシリーズと比べ、標準保守サービスを中小規模ビジネスシーンのニーズに沿った1年間無償保証/1年間部品保証となる代わりに、Endeavorシリーズにはない3年間安心サービスセット(3年間お預かり保証+3年間安心プラス保証)あるいは5年安心サービスセットをオプションで選択できること。そして法人向けにPCの各種設定をあらかじめ完了した状態で納品する「キッティングBTO」サービスに対応しない点が異なり、その分初期コストを低く抑えられる内容となっている。

 もちろん「1日修理」や「全製品2日配達保証」といった、サポートに定評のあるエプソンダイレクトならではのサポート体制や納期に変わりはないので、SMB層も安心して導入できるだろう。


  Endeavor Sシリーズ Endeavorシリーズ
主な特徴 初期導入コスト削減 フルBTO対応
主な想定ユーザー ・一般業務ならパッケージ化したモデルでよい
・主要パーツの選択ができれば十分
・サービスは一般レベルでよいので、その代わりに初期導入コストを抑えたい
とする個人、個人事業主、小規模法人
・業務や趣味など、目的に適した構成とするため、幅広いBTOメニューから細かなスペックまで指定したい
・法人でまとまった台数を購入する
・TCO削減のため、初期設定などは済ませた状態で納品してほしい。不具合発生時も定額保守メニューを活用することで予算化したい
とする法人、ハイクラス志向の個人など
標準保証 1年間無償保証(1年間お預かり修理)+1年間部品保証 1年間無償保証(1年間お預かり修理)+3年間部品保証
定額保守メニュー 3年間安心サービスセット(3年間お預かり修理+3年間安心プラス保証)
<新設>5年間安心サービスセット(5年間お預かり修理+3年間安心プラス保証)
を契約可能
2〜6年でお預かり修理(6年間お預かり修理を新設)、2〜5年で訪問修理、1〜3年で安心プラス保証を契約可能
キッティングBTO(※) 非対応 対応
(※20台以上導入時に初期設定などを代行する法人層向けサービス)

photo

 ここまで見てきたように、Endeavor Sシリーズ NY2300Sは選びやすい2つのモデルを用意し、Endeavorシリーズの保守サービスを中小規模オフィスに向く構成にすることにより、非常にリーズナブルな価格で提供するのが最大の魅力だ。

 特に14型サイズのボディは実利用にもかなりバランスがよく、オフィスではとても使いやすい。現世代プラットフォームによる快適なパフォーマンスとともに、これまでの数年前のPCを使い続けるより業務効率を高めてくれるのは間違いない。業務効率の向上は、結果として年間コストの削減にもつながるのではないだろうか。

 初期コストはもちろん、そうした年間コストの削減の観点においても、2012年末、および2012年度末導入用の候補として検討してすべきシリーズである。


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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2012年12月18日

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