「CrystalDiskMark 3.0.2c」では、テストファイルのサイズを1000Mバイトと4000Mバイトそれぞれで計測している。テスト項目は、デフォルトの「ランダムデータ」と「0」連続して書き込む「0Fill」の2種類の設定を用いた。
測定結果からは新旧ファームで性能差はほとんどみられない。Intel SSD 330との比較についても、ほとんど誤差の範囲といってもいい。ベンチマークテストの全体的な傾向は、Intel SSD 520などと同様で、テストデータを0Fillにすると、コントローラの圧縮機能が有効となり、データの転送性能が上がるのが確認できている。
HD Tune Proの結果では、Intel SSD 330との比較で多くのテスト項目で差はないものの、データファイルのサイズ8Mバイトにおけるライトテストのみ大きく傾向が変わっている。Intel SSD 330は、転送速度が450Mバイト/秒付近で安定しているが、Intel SSD 335は、250〜500Mバイト/秒までの広い範囲で転送速度が変わる傾向にある。また、新旧ファームの違いもわずかながら確認できた。IPOSなどの数値には差は出ていないものの、ベンチマークテストにおける転送速度のばらつきは旧ファームに比べると改善されているようだ。
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