レビュー
» 2012年12月07日 10時00分 UPDATE

「dynabook R732」(2012年秋冬モデル)ロードテスト:第1回 dynabook RX3ユーザーが乗り換えを即決した、「dynabook R732/W5」の魅力 (1/2)

ノマドなライター仕事には、それ1つで全ての作業が完結する“万能”な業務マシンが不可欠。「dynabook R732」はまさにその条件にぴたりと当てはまる。2年使った「dynabook RX3」とも、いよいよ別れのときがやってきたようだ。

[太田百合子(撮影:矢野渉),ITmedia]

前PCとの別れを決断 「dynabook RX3」にはなかった「dynabook R732」の魅力

photo これまでの愛機「dynabook RX3」。とてもよいマシンであった

 ライターという仕事には機動力が求められる。かなり無茶を言うクライアントのニーズにも対応するため、どこでもサっと原稿を書けるように業務体制を整えておかなければならない。取材で撮った写真をその場で整理して、ファストフード店でインタビュー内容をテキスト化し、電車の中で書いて納品するなんてこともある。

 ゆえに求めるマシンは、それ1つですべての業務をこなせる万能さを望み、当然、常に携帯するので軽く、長時間動作するモバイル性能にも優れていなければ話にならない。

 というわけで、私はこれまで東芝「dynabook RX3」(2010年発売)を愛用してきた。RX3は、光学ドライブ+WiMAXを当時より内蔵。さらに重量約1.25キロの軽量ボディで持ち運び性能に優れ、バッテリーもすごく長持ち(カタログ値で約11時間)。当時は望む性能をほぼすべて満たす、当時最先端(言い過ぎか?)な満足&快適マシンだったが……購入からはや2年半。さすがに、そろそろ不満も出てきた。

 まず不満点はWebカメラ非搭載ということ。え? Webカメラ? という人はいると思うが、私のクライアントおよび業務周りでは「打ち合わせはSkypeで」なんてことがここ最近、なぜか急に増えている。私はいつも声のみかテキストチャットだけの参加であったが、先日、動画+音声でWeb会議する他の参加者と情報・コミュニケーション不足での意思疎通に相違があり、意図しない小トラブルに発展した。当時は動画での映像チャットも現在ほど一般的ではなかったため仕方ないが、業務に影響を及ぼし、解決策がはっきりしている要因は確実に排除すべきと考えたわけだ(USB外付け機器でもいいのだが、どうせならよりスマートに使いたいと)。

 それからSSDも128Gバイトではもうキツイ。仕事場では外付けHDDも当然活用しており、定期的に古くなったデータを移行しながら運用してはいるが、最近はデジタルカメラも高画素になり、さらに動画データを扱う機会も増えたため、一時的に保管──といってももう間に合わなくなってきた。

 ちなみにdynabook RX3発売当時はSSDがまだ高額で、私の財力ではがんばって128Gバイトがせいぜいだったが、2012年現在はより大容量、かつかなりリーズナブルな価格帯になっている。例えば2012年秋冬モデルの「dynabook R732/38G」や、東芝ダイレクトオリジナルモデルの「dynabook R732/W5」などは、そもそも標準で256GバイトSSDを実装する。容量が倍になれば当面はラクになりそうである。

 そして、光学ドライブ。実はBlu-ray Discドライブを望んでいる。光学ドライブを搭載しないUltrabookなども増え、さらにデータ配布ならUSBメモリやメモリカード類でも安価だとはいえ、私の業務周りで資料として配付されるメディアはまだ光ディスク(CD-RやDVD-R)であることがまだ多い。そして、最近は写真や動画のように扱うデータのサイズも巨大化している現状がある。決して業務PCで映画タイトルを見たいわけでなく、光学メディアの全方位対応+バックアップ用としてほしい次第だ。ま、たまに映画を見たいときもあるが。

photophoto 仕事場の“私的業務システム”。充電、外付けディスプレイやキーボード/マウス、外付けHDDなどは、PCへ直接接続するのではなく「ポート拡張ユニット」を経由して使用する。外出時はポート拡張ユニットからカチャッと切り離すだけでよいのがとても効率的なのだ

 最後に、今まで築いてきた“私的システム”を崩したくはない。システムとは……いわゆる慣れた業務環境全般を指し、これまでもここにはこだわり、自分でもびっくりするほど細かいところまでかなりのお金をかけてきた。PC周りにおいては、dynabook RX3をポート拡張ユニット(ドッキングステーション)を組み合わせ、帰社/帰宅したらPCをポート拡張ユニットに装着するだけで、充電、外付けキーボード、外付けマウス、液晶ディスプレイ、スピーカー、外付けHDDなど一気にまとめて接続されるようにしている。

 先ほどノマドワークで何でもできる万能PCが必要と述べたが、その一方で落ち着いて仕事に取り組める仕事場では、より効率を高めるための工夫(というほどのものではないが)を取り入れていた。実は、これをできることがdynabook RX3の大きな魅力だと思っている。

 となると、買い替えの対象は、当然ながらこの“システム”を引き継げるマシンでなければ。すなわち、ポート拡張ユニット(PAAPR006)をそのまま使えるRX3の後継機しかない。

 ……「dynabook R732」である。やはり、選択肢はこれしかない。


東芝ダイレクト
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