PCは大きなタワーに限る、パーツの構成は自由に選びたい、というユーザーには「G-Master SpearZ77」がいい。G-Master Assaultでは、マザーボードは1モデルに固定していたが、本製品では、予算に合わせて7モデルものマザーボードが選択可能だ。マザーボードベンダーも標準で用意するASRock以外に、GIGABYTE、ASUSを用意する。特定のマザーボードベンダーを選びたい(PCを自作するユーザーには意外と多い)場合でも希望するモデルを選べるだろう。CPUも選択肢は多く、標準ではコストパフォーマンスの高いCore i5-3550(3.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.7GHz)から“Ivy Bridge”世代で最上位モデルのCore i7-3770Kまで9種類を用意する。
G-Master Assaultでもそうだが、CPUクーラーとCPUの間に塗るグリスの種類を選択できるばかりか、そこに高い性能で評判の「AS-05」を用意している“マニアック”な選択ができるのもサイコムならではだ。さらに、G-Master SpearZ77では、CPUクーラーもいろいろな種類を用意しており、サイドフローやトップフロータイプなど含めて計10種類が選択可能だ。CPUクーラーは静音性と冷却性能のバランスでユーザーの選択が分かれるパーツでもある上、CPUの寿命にも影響を与えるので、ここは十分に検討して選びたいところだ。例えば、静音性を重視するなら「兜2」あたりを選ぶのが妥当だろう。
データストレージでは、現在台数限定でSSD+Windows 8の購入キャンペーンを行っている。この2つをセット購入した場合、一定の割引がある。例えば、Intel SSD 330の120Gバイト版を選んだ場合は、1020円の割引、PLEXTOR PX-512M5Pの512Gバイト版を選んだ場合は、2万9450円という大幅な割引になる。データストレージの種類は体感性能にも大きく影響するので、キャンペーン対象のSSDをぜひ選んでおきたい。
グラフィックスカードは、標準設定でGeForce GTX 650Ti搭載モデルを用意している。低予算に抑えたい場合はCPU統合グラフィックスコアだけという選択もあるが、選択できるグラフィックスカードの種類がG-Master Assaultより多い31種類も用意しているので、こちらから自分の利用目的にベストパフォーマンスのモデルを選びたい。なお、12月16日までの期間限定でRadeon HD 7850が1000円引き、Radeon HD 7950が2000円引きのキャンペーン中なのはG-Master Assaultと同じだ。
性能には直接影響しないものの、PCの安定動作や省電力に関わる電源ユニットの選択肢も多い。供給できる容量だけでなく、“80PLUS Silver”から高効率の“80PLUS Platinum”まで電力効率でも幅広い選択肢を用意する。とにかく、ケース以外で選べないパーツはない、というぐらい、自由な構成を可能にしてくれるのがタワー型のG-Master SpearZ77だ。
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