まず驚いたのは、起動が超っ速であること。旧PCであるdynabook RX3もSSD搭載で当時のWindows PCとしてはかなり高速だったと記憶しているが、現在の起動時間を改めて計ると1分7秒(電源ボタンオン→dynabookロゴ表示→ようこそ画面→パスワード入力画面まで)であった。
それがdynabook R732/W5はわずか12秒だ。気分としてはスリープ復帰と同じくらいの感覚。もちろんスリープ復帰は一瞬で、ディスプレイを開くと同時に画面が表示される。これは、ノマド環境での機動力に大きく差が付くポイントになりそうだ。
ChromeやiTunes、ATOK Passport、Photoshop Elementsなど、これまで使っていたアプリケーションと、スキャナなどのソフトウェアのセットアップが終わったところで、参考としてdynabook RX3と比較したベンチマークテストも行ってみよう。
わずか2年半、されど2年半。OSがWindows 7から「Windows 8」に変わり、その点だけでもかなり軽快に動作する要素ではあるが、この2年半の進化は実際にちょっと使い比べただけでも、想像以上に実感できるほどだった。
特に写真や動画のような巨大サイズのファイル表示・再生、あるいは大量に管理・編集する作業──が格段にサクサクとスピーディーにこなせるようになっている。これで原稿を書くのも早くなればいいのだが……それはさておき、仕上げて納品するまでの総合時間は確実に短縮できそうである。
オフィスでのビジネス業務も、このように効率が高まることは間違いない。高効率な快適PCに入れ替えることで、実速度面だけでなく、待ち時間や作業性の悪さなどでイライラしたり、気が散ってしまったりする余計な時間を短縮できる。さらに時間短縮できるということは、その時間を新たなチャレンジや思考、創造に割くこともできるようになるわけである。
というわけで、ちょうど新しくミラーレス一眼カメラを購入したタイミングでもあり、これから新しいカメラと「dynabook R732/W5」を手に、どんどん取材に出かけたいと思う。
(続く)
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