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» 2012年12月14日 18時45分 UPDATE

LINEも12月下旬にリリース:「Windowsアプリは量より質、最高のユーザー体験を」――Windows 8向けソーシャルアプリ発表会 (1/2)

LINEやアメーバブログなど、Windows 8向けのSNSアプリが年末から年明けにかけて、次々と登場する。各アプリの開発状況を発表する記者説明会が、日本マイクロソフト主催で行われた。

[池田憲弘,ITmedia]

WindowsストアにSNSアプリが続々登場

photo 日本マイクロソフト業務執行役員Windows本部本部長の藤本恭史氏

 日本マイクロソフトは12月14日、Windows 8対応SNSアプリについての記者説明会を行い、mixi、Twitter、Ameba、LINEといった大手SNSサービスのWindows 8向けアプリ(Windowsストアアプリ)の開発状況を発表した。

 説明会ではまず、同社業務執行役員Windows本部本部長の藤本恭史氏が登壇し、Windows 8の販売状況について、発売から1カ月で4000万ライセンスを販売したことに触れ、Windows 7を超えるペースだとアピールした。

 Windows 8の新UI(ユーザーインタフェース)もユーザーに受け入れられているという。「ユーザーが新しいUIにとまどうのではないか、という懸念もあったが、Windows 8使用開始後の24時間以内に、約90%のユーザーがチャームメニューを呼び出し、約85%の人がデスクトップを発見したという調査結果が出た。多くのユーザーがその日のうちにWindows 8を使いこなせている」(藤本氏)

 藤本氏のあいさつに続き、各SNSサービスのWindows 8アプリについて、パートナー各社がプレゼンテーションを行った。

mixi「導線をアプリの外に設置できる」

 mixiのWindows 8用アプリは、Windows 8発売と同じ2012年10月26日にリリースしている。ミクシィ メディア統括部 Windows 8ユニット プロダクトオーナーの戸高慎一郎氏は「Windows 8は開発者向けにアプリのテンプレートが提供されているため、小規模でも簡単に開発が行えた」と述べた。開発はエンジニア2〜3名とデザイナー2名で行い、リリースまでの期間は約5カ月だったという。

photophotophoto ミクシィ メディア統括部 Windows 8ユニット プロダクトオーナーの戸高慎一郎氏(写真=左)。mixiのユーザー属性。10代後半から20代前半にかけての層に人気がある(写真=中央)。Windows 8用アプリの開発概要(写真=右)

 Windows 8用アプリは、仲間内で楽しむことをコンセプトとして作成した。日記や写真、つぶやきといった情報が自分のタイムライン上に並ぶ。mixiアプリを開いていないときでも、チャームの共有メニューから、すぐにコンテンツを投稿できるのが特徴だ。「アプリへの導線をアプリの外に設けられるところはWindows 8ならでは」と戸高氏は説明した。

photophotophoto アプリのトップ画面。タイムラインを横スクロールで見ていく(写真=左)。チャームの共有メニューで手軽にコンテンツを投稿できる(写真=中央、右)

Twitter「タブレットにもノートPCにも対応できるアプリを」

 TwitterのWindows 8用アプリは現在開発中で、リリースの時期は未定となっている。Twitter Japan パートナーシップディレクターの牧野友衛氏は「Windows 8では、タブレットとPC両方のスタイルで使えるデバイスも登場した。そのどちらにも対応できるUIを作成している。Twitterとしては初めての試みだ」と説明した。Windows 8に最適なユーザー体験を追求することで、開発に時間がかかっているという。

photophotophoto Twitter Japan パートナーシップディレクターの牧野友衛氏(写真=左)。Twitterはスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器から利用するユーザーが多い(写真=中央)。10月31日にTwitter MobileのアカウントgaWindows 8向けアプリの開発を表明したことを説明。リリース時期は言えないとしているが、「そう遠くない時期にお知らせできるのでは」と牧野氏は述べた(写真=右)

Ameba「新たなユーザーの獲得に期待」

 サイバーエージェントは、「Ameba芸能人・有名人ブログ for Windows 8ストアアプリ」を2013年1月10日に公開する予定だ。サイバーエージェント技術部門執行役員アメーバ事業本部経営本部統括の長瀬慶重氏は「アメーバは近年、スマートフォン向けのサービスに注力しており、そこで得られた知見をWindows 8アプリに生かしていく。Windows 8アプリで新たなユーザーを獲得できると期待している」とコメントした。

 Windows 8用アプリでは、各ブログをWindows 8のインタフェースに合わせ、アイコンをタイル状に並べたランキングを表示したり、ブログ表示中に、画面左側に他のブログへのリンクを表示し、テレビ番組をザッピングするような感覚で、ブログを次々と閲覧できる。Windows RTには未対応で、対応は検討中とのことだ。

photophotophoto サイバーエージェント技術部門執行役員アメーバ事業本部経営本部統括の長瀬慶重氏(写真=左)。Windows 8用アプリでは、Windows 8のUIに合わせ、各ブログをタイル状に並べたランキングを表示する(写真=中央)。画面を2分割することで、ザッピングのような感覚でブログを閲覧できる(写真=右)

LINE「マイクロソフトと協力し、海外展開を推進」

 NHN Japanは、Windows 8対応のLINEアプリを2012年12月下旬にリリースする予定という。PC版と同様、Windows 8アプリからのアカウント登録には対応せず、スマートフォン版アプリのコンタクトリストを共有する形となる。

 Windows 8アプリ独自の機能として、スナップビューへの対応やトーク中アカウントの一覧表示(タブ表示で切り替え)などを実装した。これらの機能は“ながらチャット”や複数のチャットを同時に行うユーザーに配慮したものだ。

photophotophoto NHN Japan 執行役員の舛田淳氏(写真=左)。LINEの登録ユーザー数は今なお爆発的に増え続けている(写真=中央)。スナップビューや複数のチャットルームを一覧表示する独自機能を備えた(写真=右)
photophotophoto Windows 8用アプリのUI(写真=左)。画面左側に複数のチャットルームを一覧表示できる(写真=中央)。もちろん、スタンプは充実している(写真=右)

 NHN Japan 執行役員の舛田淳氏は「LINEは今後もクロスプラットフォーム(アプリケーションが複数のOSに対応すること)を進める。グローバル企業であるマイクロソフトと協力することで、海外展開を進めていく」と述べた。

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