中心にあったのは「コンパクト」――2012 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣古田雄介のアキバPickUp!(2/3 ページ)

» 2012年12月17日 18時00分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

「小型メインの流れだからこそがんばります」――別のベクトルを伸ばす流れも

ASUSTeKのブース。未発表の新製品はなかったが、「SABERTOOTH Z77」をデコレーションしたマザーが注目を集めていた

 小型系のプラットフォームが充実する中で、来年冒頭から別の方向性に力点を置くというメーカーも多い。ASUSTeKのスタッフは「2013年は小型PCやノートPCに業界全体が寄っていくのは必然的な流れだと思いますが、その中でも、ゲーミングブランドのR.O.G.シリーズの投入に力を入れていこうと考えています」と決意表明していた。

 トレンドに従って「mini-ITXマザーの投入に力を入れていく」と話していたギガバイトのブースでも、mini-ITXマザーのとなりで同社最強のグラフィックスカード「GV-N680SO-2GD」を2枚挿ししたデモマシンを走らせており、「ハイエンド志向のニーズにも応えつつ、小型も、というふうにいいとこ取りしていきたいです」と従来どおりのスタンスにトレンドを加味するスタイルを強調している。

 一方、MSIはゲーミングノートの国内販売に力を入れていきたいと、別の方向性を明かしていた。「従来のパーツだけでなく、小型軽量では出せないパフォーマンスをオールインワンで提供できたらと思っています」とのこと。また、ノートスタイルとタブレットスタイルが切り替えられるコンバーチブル型のWindows 8マシンも1月を目処に売り出していくという。「10万円を切る価格で売り出せればと思っています」。

ギガバイトのブース。マザーボードのメインはmini-ITXタイプとなっていた(写真=左/中央)。ZOTACのブースにはロープロファイルとファンレス仕様のGeForce GTX 650カードが展示されていた。ともに1月をめどに1万円台半ば〜後半で売り出す予定という(写真=右)

シルバーストーンのブースには、同社初の水冷キットが展示されていたが、取り扱いの有無も完全に白紙状態とのことだった(写真=左)。MSIのブースで目玉とされていた、ハイエンドゲーミングノートのGシリーズ(写真=中央)。コンバーチブル型モバイルPCの試作機も披露された(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー