2013 CESはPCケースに注目したい!2013 International 2013(2/2 ページ)

» 2013年01月15日 12時57分 公開
[本間文,ITmedia]
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Cooler Master

 Cooler Masterは、355(高さ)×190(幅)×400(奥行き)ミリのコンパクトなサイズながら、2基の120ミリ径ファンと一体型液冷ユニットを搭載できるmicro ATXフォームファクタ準拠のPCケース「N200」(開発コード名)を参考出品した。N200は、5.25インチベイに加えて底面部に着脱可能な3.5インチドライブベイを3基備え、マザーボードベースプレートにも4基の2.5インチドライブマウントスペースを確保するなど、前面部分に多くのドライブスペースを集中配置することで、液冷ユニットや最大長380ミリのグラフィックスカードを搭載可能にしている。

 また、サイドパネルに2基の120ミリ径ファン、背面に120ミリ径ファンを装着でき、CPUクーラーユニットも最大高165ミリまで対応するなど、コンパクトながら発熱の多い高性能なパーツでシステムが構築できるよう配慮している。前面にはインタフェースとしてUSB 3.0と3基のUSB 2.0、オーディオ端子を用意するほか。5.25インチのオープンベイを1基内蔵する。なお、N200は、現時点において開発途上にあり、2013 CESで得た関係者のフィードバックなどを反映してから最終的な仕様や発売時期、価格などを決定する。

マイクロタワーPCケースながら、大型液冷ユニット用のラジエータをフロントに搭載できるようにした「N200」では(写真=左)、底面のドライブベイが着脱可能で、位置や向きを変えることもできる(写真=右)

 ミドルタワーPCケース「Centurion」シリーズの最新モデル「Centurion 6」強化タイプは、465.5(高さ)×200(幅)×481(奥行き)ミリの本体側面に大型の液冷ユニットを搭載できるスペースを確保した。ドライブベイの構成は、5.25インチが3基に、3.5インチが7基で、3.5インチベイのうち2基を4基の2.5インチドライブベイとして利用可能にするコンバータも付属する。冷却用のファンは、フロントパネルに140ミリ径のブルーLED内蔵ファン、背面に120ミリ径ファンを標準で搭載するが、フロントパネルは、120ミリ径ファン2基に変更できるほか、底面にも120ミリ径ファンを、さらに、天板に120ミリ径ファン、または、140ミリ径ファン2基を、サイドパネルにも120ミリ径ファン2基の取り付けスペースを確保している。

Centurion 6の強化モデルでは(写真=左)、3.5インチドライブベイの構成を変更し(写真=中央)、側面に大型液冷ユニットのラジエータを搭載できるスペースを確保した(写真=右)

 一方、CPUクーラーユニットでは、高性能グラフィックスカードで多数採用している Vapor Chamber技術を採用した「V4 GTS」の上位モデルとして「V8」のVapor Chamber採用モデル「V8 GTS」を公開した。さらに、ゲーム市場向け製品や、タブレットデバイス、スマートフォンを含むモバイル向け製品の拡充に積極的で、開発中の新製品も公開している。

右がVapor Chamberを採用した「V4 GTS」で、左が「V8 GTS」(写真=左)だ。V8 GTSのVapor Chamber部(写真=中央)。銅製のCPUヘッドと銅製ラジエータを組み合わせ、冷却効率を高めた「Eisberg」シリーズも展示していた(写真=右)

USB 3.0ハブ機能を搭載した新型ゲーミングキーボードの試作機

書卓型のノートPC向けクーラーユニットの試作品(写真=左)。クーラーユニットは書見台のように角度を付けたり(写真=中央)、向きを変えて左利きのユーザーでもマウス操作に十分なスペースを取ることができる(写真=右)

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