13.3型ワイドモデルのSVS13139CJは、2013年秋冬モデルと比較すると、ディスプレイの解像度が1600×900ドットに向上し(従来は1366×768ドット)、新たに外部GPUを搭載するなど大幅な性能向上がみられる。CPUも強化し、クロック数が向上した。
主な仕様は、デュアルコアCPUのCore i5-3230M(2.6GHz/最大3.2GHz)、4Gバイトメモリ(4Gバイト×1/最大12Gバイト)、750GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブなど。グラフィックスはGeForce GT 640M LE(グラフィックスメモリ1Gバイト)を搭載。15.5型ワイドモデルと同様に、パフォーマンス・スイッチで使用するGPUを切り替えられる。
インタフェースは、15型ワイドモデルとほぼ同様だが、マイク入力は省かれている。通信機能については、ギガビットLAN、無線LAN、Bluetooth 4.0に加えて、IEEE802.16e-2005対応のWiMAXを利用可能だ。
外部GPUを搭載したことで、バッテリー動作時間は従来モデルよりも0.5時間短くなり約8.5時間となった。本体サイズは331(幅)×224.6(奥行き)×23.9(高さ)ミリで、重さは約1.69キロ(バッテリー含む)。カラーバリエーションは、ブラック、シルバー、ピンクの3種類を用意する。OSは64ビット版Windows 8。
ソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルでは、直販限定カラーのレッド、ホワイトを用意し、メッセージ刻印サービス、CPU、メモリ容量、ストレージのカスタマイズにも対応する。Core i7-3540M(3GHz/最大3.7GHz)、12Gバイトメモリ、NAND搭載1TバイトHDDなどを搭載できるほか、OSは64ビット版Windows 7 Professional(15.5型モデルのみ)や、64ビット版Windows 8 Proも選択可能だ。一方で、従来モデルで用意していた指紋センサーは搭載できなくなった。
13.3型ワイドモデルについては、カーボン天板を採用したプレミアムデザインのSシリーズ13P(SVS13A3AJ)を直販限定モデルとしてラインアップする。ボディカラーは、通常モデルと異なるブラック、ゴールド、ガンメタリックの3色で、Adobe CS 5.5をプリインストールしたり、ストレージにSSD RAID(128G/256G/512Gバイト)を選べるなど、よりハイスペックな構成を選べる。発売日は店頭モデルと同じく2013年2月9日となる。
VAIO S店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO S (15) | SVS15139CJB・S (2色) | 2スピンドル | メモリ強化、ハイブリッドHDD採用、Office 2013採用 | Core i7-3632QM (2.2GHz/最大3.2GHz) | 8GB (DDR3) | 1TB ハイブリッドHDD (8GBフラッシュメモリ内蔵) | 64ビット版 Windows 8 | 17万円前後 |
VAIO S (13) | SVS13139CJB・S・P (3色) | 2スピンドル | 液晶高解像度化、CPU強化、外部GPU採用、Office 2013採用 | Core i5-3230M (2.6GHz/最大3.2GHz) | 4GB (DDR3L) | 750GB | 64ビット版 Windows 8 | 14万円前後 |
VAIO S店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
VAIO S (15) | SVS15139CJB・S (2色) | 15.5型ワイド | 1920×1080 | Intel HM77 | BDXL対応Blu-ray Disc | GeForce GT 640M LE/CPU統合 (HD 4000) | Office Home and Business 2013 | 約2キロ |
VAIO S (13) | SVS13139CJB・S・P (3色) | 13.3型ワイド | 1600×900 | Intel HM76 | DVDスーパーマルチ | GeForce GT 640M LE/CPU統合 (HD 4000) | Office Home and Business 2013 | 約1.69キロ |
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