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» 2013年02月07日 18時30分 UPDATE

2万円切りのADF/FAX付きモデルも:キヤノン、特大インクで印刷コストを抑えたA4複合機「PIXUS MX923」

「PIXUS MX923」と「PIXUS MX523」は、キヤノンのビジネス向けA4インクジェット複合機。従来機からFAXやADFといった特徴を継承しつつ、スマートデバイスやクラウドサービスとの連携強化、印刷コストの低減を果たした。

[ITmedia]

 キヤノンは2月7日、インクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズの新機種として、ビジネス向けA4複合機「PIXUS MX923」と「PIXUS MX523」を発表した。2013年2月21日に発売する。価格はオープン、同社オンラインショップの直販価格はMX923が2万9980円、MX523が1万9980円。

tm_1302_mx_01.jpgtm_1302_mx_02.jpg 上位モデルの「PIXUS MX923」(写真=左)と、下位モデルの「PIXUS MX523」(写真=右)

 いずれも自動両面対応のプリント、ADF付きのスキャン、メモリカード/USBストレージからのダイレクトプリント、コピー、スーパーG3対応FAXといった機能を1台に集約した複合機だ。

 PC用インタフェースはUSB 2.0に加えて、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、100BASE-TXの有線LANを内蔵。PCを使わずにクラウド上の写真やデータを印刷できる「PIXUSクラウドリンク」に対応する。専用アプリ「Easy-PhotoPrint」を使うことで、iOS/Android/Windows RT搭載機からのワイヤレスプリントも可能だ。AirPrintとGoogle Cloud Printもサポートする。

印刷にかかるコストと手間を見直した上位モデル「PIXUS MX923」

tm_1302_mx_03.jpg PIXUS MX923は、前面2段カセット給紙に対応

 PIXUS MX923は、2012年5月に発売された「PIXUS MX893」の後継機。MX893の後部トレイを排し、前面2段カセット給紙を採用することにより、下段カセットでは普通紙の給紙容量が従来比約1.7倍の最大250枚まで増量した。上段カセットははがきを40枚セットできる。CD/DVD/Blu-ray Discのレーベルプリントも行える。

 また、既存の標準/大容量インクタンクに加えて、特大容量の顔料ブラックインクタンクを新たに用意。これを利用すれば、A4普通紙のモノクロ文書印刷にかかるインクコストが約2.6円まで下がる(標準インクでは約3.9円、大容量インクでは約3.0円)。

 さらにモノクロプリントヘッドのノズル数を従来比2倍の1024ノズルに増量し、A4普通紙のモノクロ印刷速度は約15ipmと、従来比約1.2倍の高速化を果たした。ノズル数は計5120ノズルで、A4普通紙のカラー印刷速度は約10ipmだ。インクカートリッジは5色独立式で、顔料ブラックと染料ブラック、シアン、マゼンタ、イエローを備える。プリントエンジンの最高解像度は9600×2400ドット、最小インク滴は1ピコリットルだ。

 プリントエンジンは最高解像度が9600×2400dpi、最小インク滴が1ピコリットル。スキャナはCISセンサーを採用し、光学解像度は2400×4800dpi(原稿台)、600×600dpi(ADF)だ。A4原稿を最大35枚まで積載できる自動両面対応のADFも装備する。

 操作パネルには3.0型液晶モニタを搭載。本体サイズは491(幅)×396(奥行き)×231(高さ)ミリ、重量は約11.7キロだ。消費電力はコピー時が17ワット、USB接続での待機時が約1.0ワットになる。

tm_1302_mx_04.jpgtm_1302_mx_05.jpgtm_1302_mx_06.jpg 両面読み取り対応のADFと自動両面印刷ユニットを備えている(写真=左)。使う機能に合わせて、キーの表示が切り替わる「新デュアルファンクションパネル」を採用(写真=中央)。スマートフォンからワイヤレスで印刷やスキャンを行う機能も持つ(写真=右)

ADFとFAXを搭載したエントリークラスの「PIXUS MX523」

tm_1302_mx_07.jpg PIXUS MX523の給紙トレイは前面1段式だ

 PIXUS MX523は、2012年4月に発売された「PIXUS MX513」の後継機。前面に普通紙を100枚セットできる給紙トレイ(1段)を備えている。

 インクカートリッジは顔料ブラックと染料3色(シアン/マゼンタ/イエロー)の一体型を採用し、標準容量と大容量を選択できる(特大容量は用意されない)。ノズル数は計1792ノズルで、印刷速度はA4普通紙カラーが約5.5ipm、モノクロが約9.7ipmだ。

 プリントエンジンは印刷解像度が4800×1200dpi、最小インク滴が2ピコリットルとなる。スキャナはCISセンサーを搭載し、光学解像度は1200×2400dpi(原稿台)、600×600dpi(ADF)だ。ADFは片面対応で30枚積載できる。

 操作パネルには、2.5型液晶モニタを装備。本体サイズは458(幅)×385(奥行き)×200(高さ)ミリ、重量は約8.7キロだ。消費電力はコピー時が19ワット、USB接続での待機時が約1.0ワットになる。

tm_1302_mx_08.jpgtm_1302_mx_09.jpg ADFは片面読み取りだが、プリントは自動両面に対応する(写真=左)。MX923と同様、操作に合わせて使用できるキーのみが点灯する新デュアルファンクションパネルを備えている(写真=右)

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