先週の新製品で最もインパクトがあったのは、ハイポイントのPCI Express x8カード「Rocket 750」だろう。9万円弱の価格で少数出回っている。基板にはSATAポートを4分岐できるmini-SASポートが10基並び、すべてが4TバイトまでのSATA 3.0ストレージに対応するため、最大160Tバイト構成が可能となっている(RAIDチップは非搭載)。
入荷したパソコンショップ・アークは「スペースと電力が許す限りのストレージが加えられるカードです。全部つなげるとなると、電源付きのHDD専用ケースをメインマシン脇に複数台並べて使う姿が想像できますが、個人で実現するのはロマンの世界になりますよね」と笑っていた。
一方、エアリアのIDEポート増設カード「SD-PEIDEJ-1IL」は堅実路線で人気を集めている。PCI Express x1接続のロープロファイル対応基板で、価格は2000円弱となる。パソコンハウス東映は「IDEポートの増設カードは種類が少なく、安くても2500円程度でした。SD-PEIDEJ-1ILは2000円切りで買えるので、潜在需要を引き起こしてくれると思います。PCパーツでは1999円以下と2000円以上の値ごろ感は大きく変わりますから」という。
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