これが「新時代を切り開くため」のハイブリッドUltrabookだ!──軽量・変形・フルHD「Endeavor Sシリーズ NY10S」徹底検証ノートPC/タブレットを両立、「なるほど」な工夫が(2/2 ページ)

» 2013年05月01日 13時00分 公開
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美しく見やすい液晶ディスプレイ+打ちやすいキーボードを両立

photo ディスプレイは11.6型で1920×1080ドット表示。画素密度約190ppiの高精細なIPSパネルを採用する

 液晶ディスプレイは11.6型ワイド、解像度は1920×1080ドットのフルHD表示に対応する。上下左右178度と広い視野角を持つIPSパネルを採用しており、縦位置でも横位置でも、少々斜めから見ても色味の変化が少なく、画面全体をクッキリと見渡せる。輝度も明るく、色味も正常で、見た目の印象は非常によい。表示されている情報を、自分で見るだけでなく他人にも見せる・複数人で共有するといった用途にも最適な構成である。

 また、画素密度が約190ppiと高い点もポイントだ。この高精細なディスプレイにより、写真や映像、アイコンやテキスト、いずれも美しく表示できる。スタンダード志向のUltrabookは約118ppi(13.3型/1366×768ドット)程度にとどまるのだが、それらとは比べるまでもなく格段に精細感がある。

 もちろん10点マルチタッチ対応のタッチパネルも搭載し、指で画面に触れて操作できる。タッチパネル表面の指の滑り、感度とも良好で、Windows 8のタッチ対応機能を余すことなく利用できる。上下左右スクロールはもちろん、スワイプ操作によるチャームバーの表示、2本指を開閉する拡大/縮小操作、いずれもスムーズだ。指の動きに対して画面の表示が遅延なく追従してくる、タッチ操作ならではの心地よい使用感が味わえる。

 キーボードは、キートップを露出させたアイソレーションタイプを採用する。主要キーのキーピッチは実測で約18×17ミリと、ボディサイズのわりには広く確保している。配列も素直で、極端に小さいキーもないので、窮屈さなどは感じない。これまでのノートPCからでも違和感なく乗り換えられるであろう使い勝手だ。また、ディスプレイを0度まで倒すと自動で機能を無効にする機能を設け、スライド操作中に触れても誤動作しないよう工夫もしてある。

 なお、独自のハイブリッド機構に応じてキーボードの手前にはパームレストがなく、またタッチパッドなどのポインティングデバイスも内蔵しない仕様はかなり珍しい。

 このため、パームレストは机そのものということになるのだが、まず、ボディが薄型なので意外と違和感なく使える。またPC本体の熱が伝わってこないのも、夏期の暑い時期には特に具合がよさそうだ。ポインティングデバイス非搭載についても、よく考えれば理にかなっている。じっくりと何かを作成するノートPCスタイルでの業務においてはマウスを別途用意するだろうし、それ以外ではディスプレイへのタッチ操作でこと足りるからだ。ともあれ、なるほど……と思える仕様である。

photophoto キーボードは、小型ボディながらも標準的な配列で普通に扱いやすい。タッチパッドのたぐいは実装しない。業務にてノートPCスタイルで使うならば外付けマウスを用いるだろうし、ちょっとした作業なら画面へのタッチ操作でまかなえる。利用シーンをよく考えると、なるほど理にかなう選択である(写真=左) もちろん縦位置でも使用できる。傾きセンサーにより、本体を縦にすると画面も連動して縦向きになる(写真=右)

最先端Ultrabookならではのハイパフォーマンス+長時間のバッテリー動作時間

photo CrystalDiskMark 3.0.2で計測した内蔵SSDのデータ転送速度

 続いて肝心のパフォーマンスをチェックしよう。

 改めてNY10Sの主なスペックは、Core i7-3537U(2GHz/最大3.1GHz/タブレットスタイルでは800MHz動作)、8Gバイトのメインメモリ、124GバイトのSSD、グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000、OSは64ビット版Windows 8となる。

 Windowsエクスペリエンスインデックスでは、プライマリハードディスクの7.6を筆頭に、メモリの7.2、プロセッサの7.1とハイレベルなサブスコアが並んだ。グラフィックス系スコアは少し低いが、全体にモバイルPC/Ultrabookとしては実に優秀なスコアである。CrystalDiskMark 3.0.2で測定したSSDのデータ転送速度も、シーケンシャルリード値で453.4Mバイト/秒、シーケンシャルライト時で326.8Mバイト/秒と、非常に優秀。これまでのHDDとは比べものにならない優秀なスコアであり、この速さは普段のPC作業においても大いに実感できるはずだ。


photo PCMark7 1.4.0の結果

 定番ベンチマークソフトであるPCMark7、3DMarkの結果は、2008年2月に発売されたWindows Vista世代のモバイルノートPCを参考比較対象としてチェックしよう。参考の旧PCは、当時としてはいちはやくSSDを搭載した最先端を行くとても高価なハイエンドモバイルPCのものだが、2013年のNY10Sはそれを軽く上回っている。CPU、グラフィックス、ストレージ、すべてにおいて高いパフォーマンスを備えていることが分かるだろうか。

 NY10SはどちらのシーンもOKとするハイブリッドUltrabookだが、プロフェッショナル/ハイクラスなコンシューマー層のニーズとしては、ノートPCスタイルをメインに据え、このスタイルではより高いパフォーマンスを期待する。高解像度の写真を加工したり、動画を編集したりといった作業もしっかりこなせるパワーを備えている点は実に心強い。


photo PCMark7の結果を2008年2月発売のハイクラスモバイルPCと比較
photo 3DMarkの結果を2008年2月発売のハイクラスモバイルPCと比較
photo CrystalDiskMarkの結果を2008年2月発売のハイクラスモバイルPCと比較

 バッテリー動作時間はどうだろう。今回はノートPCスタイルで動作時間を検証する。

 バッテリー動作時間を測定する「BBench 1.01」(海人氏・作 設定は60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)で、10秒間隔でのキーストローク、ブラウザはInternet Explorer 10を指定し、タブブラウズ機能はオフ)にて、無線LAN(IEEE802.11n)で常時接続し、Bluetoothオン、電源プラン:バランス、ディスプレイの輝度を40%に固定して測定したところ、バッテリー残量5%時点で370分(約6時間10分)動作した。カタログ値の6時間をわずかに上回る結果には驚いたが、タブレットスタイルではもちろん、モバイル時のノートPCスタイルも実用十分な実力を持っていると評価できる。

活躍の場を広げる「2Way」スタイル、プレゼンテーションにも大活躍

photo  

 タブレットスタイルのメリットは、どこでもサッと使え、しかも片手でも安定して持てることにある。例えば移動中に会議の資料を至急確認したい場合、クラムシェル型のノートPCでは列車の座席やホームのベンチ座って作業することを半ば強いられる。もちろん立ったままできないわけではないが、不安定なので自分が不安なだけでなく、周りに迷惑をかけてしまうことにもなりかねない。

 この点タブレットスタイルに変わるNY10Sならば、列車内やホームにおいても立ったまま、よほど混雑していなければサッと取り出して確認作業ができる。予想以上に早く電車が到着し、持ちながら乗降することになっても不都合が起こる可能性は少ない。機器の軽さや薄さといった物理的な仕様もそうだが、こういった機動性の高さはハイブリッドUltrabookの大きなメリットであり、ビジネスシーンにより効果的に働くのは間違いない。

 また、視野角の広い液晶ディスプレイを持つタブレットには、複数人で画面の情報を共有し、指で画面に触れて差し示しながら効果的にアピールするといったことができるメリットもある。資料作成はPCじっくり行い、プレゼンテーションや打ち合わせなどにはタブレットで、と使い分けている方は増えていると思うが、このNY10Sなら1台で両方をこなせる。画素密度の高い高精細な明るい画面はインパクトがあり、より好印象を与えるかもしれない。

 もう1つ。ビジネスユーザーであれば、緊急時、打ち合わせ直前まで資料に修正や追加などをしなければならない機会は多いと思う。この際もNY10Sならギリギリまでキーボードを使って修正追加の作業ができる。作成する機器と表示する機器が同じなだけに、見え方の違いを確認する手間が省けるというメリットもある。

 Endeavor Sシリーズ NY10Sの価格は、11万9980円(税込み)だ。Core i7、8Gバイトメモリ、フルHD液晶ディスプレイを搭載──といったハイスペック志向の仕様だけ見てもなかなかリーズナブルなのだが、NY10Sはこれに加えて1.2キロを切る薄型軽量ボディ、さらにタブレットにもなる「2Wayスタイル対応」という付加価値も備わっている。コストパフォーマンスはとても高いと評価できる。

 なお、エプソンダイレクトには、専用のキャリングバッグ、液晶保護フィルム(ノングレア)、Bluetoothマウスなどのオプションも同時に購入できる。また、PCの設定をフォローしたり、データ復旧など万一の場合に備えるサポートオプションも充実しているので、こちらも合わせて検討してみてほしい。

 ディスプレイを開けばノートPC、閉じればタブレット──このコンセプトとギミックは分かりやすくとても効率的で、なにより魅力的。ファミリーレストランやカフェ、あるいは大学の図書館などでも、サッと取り出して使ってみたくなる、そんな魅力にあふれている。本機は、PCの利用シーンをより身近に快適にし、さらに新しい使い方までグワッと切り開いてくれる1台になるはずだ。


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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2013年5月14日

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