まさに要塞!! 世界最先端の設備を持つ「データ復旧ラボ」に潜入した業界最高峰の技術に迫る(2/2 ページ)

» 2013年05月08日 09時30分 公開
[ITmedia]
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世界で唯一の自社開発技術で社会に貢献したい

 1秒でも早く、1つでも多くのデータを、最も安全に復旧する――同社の高い理念を貫き通すうえで、歌舞伎座タワーへの移転は必要不可欠な選択だったと語る小菅氏。安全性に対するここまで徹底した取り組みを目の当たりにすれば、同社がこれまでデータ復旧業界でトップを独走してきたのもうなずける。

 復旧技術に対する研究にも余念がない。つい先日は、データ復旧スピードを従来の1.5倍に高速化する手法を確立し、データの読み出しに数週間かかる難物件の復旧作業を大幅に短縮することに成功したという。

 また、小菅氏は「データ復旧というビジネスにおいて高い技術力が求められるのは当然ですが、他社が真似をできない、私たちにしか復旧できないデータがあるということに、単なるビジネスを超えた意味も感じています」とも付け加える。

 例えば、会社の存続を左右してしまうほど重要なデータや、誰かにとって本当に大切な思い出の写真が不慮の事故で失われてしまった。そんなときに、日本データテクノロジー(www.ino-inc.com)は、そのかけがえのないデータを取り戻すことで社会に貢献していこう、というわけだ。

 小菅氏は「逆に『自分たちが最後の砦なんだ』という覚悟もあります。そうした意味でも、業界トップという言葉に慢心せず、さらなる技術の向上を目指して、技術の面でも、今回の歌舞伎座タワーで実現した設備という面においても、ワンランク上のサービスを提供していきたいですね」と続け、「私たちはお客さまお預かりしたHDDから『1秒でも早く、1つでも多くのデータを最も安全に復旧する』ために、現時点では技術的に不可能と言われている障害であっても全力で復旧に取り組みます。自社で直せないHDDがあれば、世界各国のデータ復旧エンジニアと共同で復旧作業を行うのはもちろんのこと、世界で誰も直せない障害であれば自社で技術開発を行い、絶対に復旧します。数年にも及ぶ自社開発の結果、世界で弊社だけの自社開発技術を提供できる段階になりつつあります。また、部下たちにも毎朝、理念を徹底して共有しており、理念から外れる行動が一切ないチーム運営を行っています。日本だけでなく、世界中のHDDからデータを復旧させるため、技術力の向上に取り組んでいますので、絶対に復旧させなければならないデータがあるなら、私たちにおまかせください」と力強く語ってくれた。

 業界最高峰の技術とデータ復旧に対する真摯な姿勢をあわせ持ち、国内屈指のデータ保護環境を実現する歌舞伎座タワーへと移転した日本データテクノロジー。重要なデータの消失という最悪の事態がいつ誰の身にも起こりうる現在、“最後の砦”を掲げる同社の存在は非常に心強い。

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提供:OGID株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2013年6月7日

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