東芝は5月20日、23型フルHD液晶ディスプレイを搭載した液晶一体型PC「dynabook REGZA PC D833」を発表した。ラインアップは「V833/T9J」の1モデルだ。2013年5月下旬に発売予定で、価格はオープン。発売時の想定実売価格は23万円前後。
本機種は2013年春モデルの「dynabook REGZA PC D732」の後継機だ。従来モデルとの体積比で約80%となるコンパクトな新デザインのボディを採用し、タッチ操作に対応したほか、同社の液晶テレビ「REGZA」用に開発した3波ダブルチューナーを搭載。Windowsの起動なしにテレビをすぐ視聴できる「今スグTV」用のチューナーは3波(地上デジタル/BS/110度CS)に対応し、テレビが約1秒で起動するクイックスタート機能を実装した。
新モデルではシンプルかつ、金属の質感を強調するデザインを採用。本体サイズは552(幅)×170(奥行き)×391(高さ)ミリと従来モデル(幅562×奥行き190×高さ439ミリ)よりもコンパクトになった。重量は約9.5キロだ。
ハードウェアの基本スペックは従来モデルを引き継ぐ。CPUはクアッドコアのCore i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)、チップセットはIntel HM76 Express、グラフィックスはCPUに統合されたIntel HD Graphics 4000、メモリは8Gバイト(4Gバイト×2/PC3-12800)、ストレージは3Tバイト(7200rpm)、光学ドライブはBDXL対応Blu-ray Discだ。1920×1080ドット表示対応の23型液晶ディスプレイは、10点マルチタッチ対応のタッチパネルを内蔵する。
インタフェースは有効90万画素のWebカメラ、SDXC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO共用スロット、4基のUSB 3.0、2基のUSB 2.0、HDMI入力、音声入出力などを備える。スピーカーは新たにharman/kardon製のステレオスピーカー(従来モデルはオンキヨー製)を採用した。
新モデルではWebカメラはハンドジェスチャー機能を実装。カメラに映った手の動きを読み取り、スクロールやチャームの呼び出し、アプリの切り替えといった操作が行えるようになった。通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を搭載した。
OSは64ビット版Windows 8で、オフィススイートはOffice Home and Business 2013をプリインストール。画像/映像編集ソフトの「Adobe Photoshop Elements 11 & Adobe Premiere Elements 11」が付属する。カラーバリエーションはリュクスホワイトとプレシャスブラックの2色。従来モデルにあったシャイニーレッドは省かれた。
dynabook REGZA PC D833店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
dynabook REGZA PC D833 | D833/VT9J (2色) | 液晶一体型 | デザイン変更、タッチ対応、テレビ強化 | Core i7-3630QM (2.4GHz/最大3.4GHz) | 8GB (DDR3) | 3TB HDD | 64ビット版 Windows 8 | 23万円前後 |
dynabook REGZA PC D833店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook REGZA PC D833 | D833/VT9J (2色) | 23型ワイド(タッチパネル) | 1920×1080 | Intel HM76 | BDXL対応 Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4000) | 3波デジ×2 + 今スグTV / Office Home and Business 2013 | 約9.5キロ |
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