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「プリンタもクラウドと連携し、スマートデバイスになる時代」――OKI、LEDプリンタ新製品発表会プロ向けのラインアップも拡充(1/2 ページ)

» 2013年05月23日 00時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

第2世代の「COREFIDO」に2モデルを投入

photo OKIデータはビジネス向けLEDプリンタ「COREFIDO」(左)とデザイン・印刷市場向け「MICROLINE」(右)の新製品を発表した。

 OKIデータは5月22日、ビジネス向けLEDプリンタ「COREFIDO」シリーズの新モデルとして、A4カラーLED複合機「MC780dnf」「MC780dn」を発表した。どちらも5年間の無償保証およびメンテナンス品無償提供を特徴とする第2世代COREFIDO「COREFIDO 2」の製品となる。

 フィニッシャー機構を備えるMC780dnfの価格は47万400円(税込み、以下同)で、2013年8月中旬に出荷を開始する。フィニッシャー機構なしのMC780dnは38万6400円で、2013年7月下旬に出荷開始となる予定だ。

 本製品はA3カラー複合機並の印刷速度を備え、操作用に9型の感圧式カラータッチパネルを搭載したほか、東芝テックと共同開発したAPIを提供しており、ユーザー企業はシステムインテグレーター(SIer)などを通じて、ワークフローの改善や特定業種に向けたソリューションを受けられる。

photophoto フィニッシャー機構を備える「MC780dnf」(写真=左)とフィニッシャー機構なしの「MC780dn」(写真=右)

 MC780dnfの基本的なスペックは、片面印刷速度はカラー、モノクロともに40枚/分、自動両面印刷の速度はカラー、モノクロともに32枚/分、ランニングコストは1枚あたりカラーが約11.5円、モノクロが約2.7円だ。印刷解像度は600×1200dpiに対応する。ウォームアップ時間は60秒で、ファーストプリントは約13秒となる。

 給紙容量は690枚(カセット580枚+手差しトレイ110枚)で、オプションの大容量増設トレイ(2400枚)を取り付ければ、最大で3090枚給紙可能だ。メモリの容量は2Gバイトで、インタフェースは1000BASE-T対応有線LANを備えた。耐久性は約60万ページだ。本体サイズは522(幅)×604(奥行き)×817(高さ)ミリで、重量は約60キロ。

 MC780dnはソートやステイプル機能を備えるフィニッシャー機構を搭載しないが、代わりにオプションの増設トレイユニット(580枚)を1段追加でき、最大3670枚の給紙が行える。

photophotophoto 9型の感圧式タッチパネルでの操作は快適だ(写真=左)。本機用に作られたソリューションのデモ。Webサーバと接続し、データのやりとりが行えるため、オフィスが導入するワークスフローシステムや業務用ソフトと連携したアプリを開発できるという(写真=中央、右)

デザイン・印刷市場向けモデル「MICROLINE」に新ブランド

 同日OKIデータは、デザイン・印刷市場向けのA3ノビ対応カラーLEDプリンタ「MICROLINE」シリーズの新ブランド「MICROLINE VINCI」を発表した。 5色インク(染料4色+ホワイトorクリア)採用の「C941dn」など3機種を2013年7月中旬に発売する。主なスペックや価格は以下の通りだ。

photophoto MICROLINE VINCIのロゴ(写真=左)。同シリーズの最上位モデル「C941dn」。VINCIは芸術家のレオナルド・ダ・ヴィンチに由来する(写真=右)
MICROLINE VINCIシリーズの主なスペック
機種 C941dn C931dn C911dn
インク 染料4色+ホワイトorクリア 染料4色
片面印刷速度(A4カラー/モノクロ) 50ページ/分
片面印刷速度(A3カラー/モノクロ) 28ページ/分
自動両面印刷(A4カラー/モノクロ) 50ページ/分
自動両面印刷(A3カラー/モノクロ) 28ページ/分
ウォームアップ時間 約50秒
ファーストプリント時間 約8秒
1枚あたりのランニングコスト カラー約11円/モノクロ約2.4円 カラー約13.4円/モノクロ約3.2円
給紙容量 890枚(最大3210枚)
耐久性 150万ページ
5年間無償保証プラス
メンテナンス品5年間無償提供
本体サイズ 699(幅)×625(奥行き)×640(高さ)ミリ
重量 約91キロ 約82キロ
価格(税込み) 146万7900円 94万2900円 52万2900円
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