東芝は5月31日、AV機能に注力した15.6型ノートPC「dynabook Qosmio T953」を発表した。ラインアップは「T953/T8J」の1モデルのみで、2013年6月下旬に発売する。カラーは「クレッセントゴールド」だ。価格はオープン、実売価格は22万円前後と予想される。
dynabookシリーズでは「ハイスタンダードAVノートPC」という位置付けの製品。ハイスペックなPC本体に、地上/BS/110度CS放送に対応したデジタルテレビチューナーを2基搭載し、harman/kardonステレオスピーカーも内蔵する。今回のT953は、2013年春モデルの「dynabook Qosmio T752(T752/V8H)」と比較して、CPU、ディスプレイ、マウスを強化しているのが主な特徴だ。
特にCPUは同社製PCとして初めて第4世代Coreプロセッサー(開発コード名:Haswell)を採用予定。現時点でCPUのプロセッサー・ナンバーや仕様は不明だが、T752/V8Hが装備する第3世代Core i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)から世代交代を果たす。
ディスプレイはフルHD(1920×1080ドット)表示に対応した静電容量式タッチパネル付きの15.6型ワイド液晶パネルを新たに搭載。T752/V8Hの1366×768ドット表示に対応したタッチパネル非搭載の15.6型ワイド液晶パネルから大幅に進化している。
付属のワイヤレスマウスについては、USBレシーバーを使うレーザー方式から、USBレシーバーがいらないBluetoothの光学式となった。本体装備のポインティングデバイスは、ジェスチャーコントロール付きクリックパッドだ。キーボードは、抗菌コートを施したテンキーおよびバックライト付きの106キー仕様(19ミリピッチ/1.5ミリストローク)を採用する。
メモリは8Gバイト(4Gバイト×2)、ストレージは1TバイトのハイブリッドHDD(5400rpmのHDD+キャッシュ用のNANDフラッシュメモリ)、光学ドライブはBDXL対応Blu-ray Discだ。通信機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0、1000BASE-Tの有線LANを標準搭載。このほか、USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI出力(4K2K解像度の出力に対応)、アナログRGB出力、音声入出力、ブリッジメディアスロット、有効200万画素のWebカメラなどを備えている。
内蔵リチウムイオンバッテリーによる駆動時間は約3.4時間。本体サイズは377.7(幅)×244.3(奥行き)×30.2(高さ)ミリ、重量は約2.5キロだ。
OSは64ビット版Windows 8、オフィススイートはOffice Home and Business 2013を搭載。東芝独自のテレビ録画ツールであるdynabook TV Centerや、Photoshop Elements 11、Premiere Elements 11などのソフトウェアも付属する。
dynabook Qosmio T953店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
dynabook Qosmio T953 | T953/T8J | AVノート | 新デザイン、新CPU、ディスプレイ強化 | 第4世代Coreプロセッサー・ファミリー搭載予定 | 8GB (DDR3) | 1TBハイブリッドHDD | 64ビット版 Windows 8 | 22万円前後 |
dynabook Qosmio T953店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook Qosmio T953 | T953/T8J | 15.6型ワイド(タッチパネル) | 1920×1080 | 第4世代Coreプロセッサー・ファミリー搭載予定 | BDXL対応Blu-ray Disc | CPU統合 | 3波デジ×2 / Office Home and Business 2013 | 約2.5キロ |
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