VOMモデルでは、より高速なCore i7-4500U(1.8GHz/最大3.0GHz)や内蔵セキュリティチップ、64ビット版Windows 8 Proが選べるほか、付属ソフトウェアのカスタマイズが行える。VAIO Pro 11とVAIO Pro 13では選択肢が一部異なり、後者では8GバイトのメモリやハイスピードなSSDが選択できるなど、ハイスペックな構成が可能だ。VAIO Pro 11は軽量化と薄型化を優先した一方、メモリ容量が4Gバイト固定となるのは惜しい。
VAIO Pro 13のVOMモデルは、業界に先駆けてPCI Expressインタフェースを採用した「ハイスピードSSD」(容量は256Gバイト/512Gバイト)が選べるのが目新しい。コネクタはM.2(NGFF)を採用し、バス帯域は20Gbps、実効性能は従来SSDの約2倍を実現したという。2012年モデルのVAIO Duo 11などの実測データからすると、シーケンシャルリードは900Mバイト/秒〜1Gバイト/秒くらいが期待できる。
今回入手したVAIO Pro 13のVOMモデルの評価機には、512GバイトのハイスピードSSD(PCIe 20Gbps)として「Samsung MZHPU512HCGL」が搭載されていた。パフォーマンスへのこだわりから単一ベンダーの製品で統一しているという。また、VOMモデルで選べる256GバイトSATA SSDには「Samsung MZNTD256HAGL」を採用していた。
なお、店頭モデルでもSSDにはM.2コネクタを採用しており、これにSerial ATA 6Gbpsインタフェースを配線している。
以上、VAIO Pro 11/13のレビュー前編をお届けした。次回はVAIO Pro 11/13が搭載する液晶ディスプレイの画質をはじめ、液晶のタッチパネル、キーボードやタッチパッドといった使い勝手の部分を確認していこう。
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