うぉぉ、これだ!──「ThinkPad Bluetoothワイヤレス・トラックポイント・キーボード」の打ち心地にうっとりするほかのPCに浮気してごめんなさい(2/3 ページ)

» 2013年06月25日 17時00分 公開
[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]

Bluetooth 3.0対応のワイヤレス仕様、バッテリーは約30日持続

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 では、触っていこう。

 初期設定のBluetoothペアリングは、本体をサーチモード(電源をオン)→PCでBluetooth機器を検索→PCに表示された6ケタ数字の認証キーを本体キーボードで入力して行う。少々面倒だが、これはBluetoothのお作法なので仕方ない。なお、本機はNFCモジュールも備えている(センサーは裏面左下)。ThinkPad HelixなどBluetooth+NFC搭載機器であれば、互いのNFCマークを重ねるだけでBluetoothペアリング設定が可能という。こちらはいくぶん設定がラクになるのではと思う。


photophotophoto Bluetooth機器として追加。デバイスステージに登録された

 接続完了後、Windowsのデバイスステージ(デバイスとプリンター→Bluetoothデバイス)に本機のアイコンが表れる。続いて、PCがインターネットに接続されていれば本機用設定ソフトウェア「ThinkPad Keyboard Suite」が自動ダウンロード→インストールされる。これによりWindows 8同等のファンクションキーへの動作割り当て、マウス設定項目にトラックポイントのポインタ速度設定、キーボード設定にバッテリー残量を示す設定メニューが追加される。

photophoto 追加されたマウス設定メニュー(外付けキーボード)とキーボード項目

 ファンクションキーの割り当ては以下の通り。初期設定では単押し(Fnキーなし)で以下が機能する。

キー 割り当て内容
F1 消音
F2 PC音量下げる
F3 PC音量上げる
F4 マイクオン/オフ
F5 輝度下げる
F6 輝度上げる
F7 ディスプレイ出力/プレゼンテーションモード切り替え
F8 無線機能のオン/オフ
F9 コントロールパネル表示
F10 チャームメニューで検索/検索画面表示(Windows 7時)
F11 タスク切り替え画面(Alt+Tab同等)表示
F12 マイコンピュータ画面表示

 なお、通常のファンクションキー(F7でカナ変換など)を利用する人も心配はいらない。Fn+ESCでファンクションキー初期動作の入れ替えが行える。

photo USB充電が可能。後面に充電用のUSB Micro-B端子とインジケータがあり、LEDの点灯/点滅が目に付かない場所にあるのもいい(充電中は点滅、充電が完了すると点灯)

 バッテリーは、キーボード入力を8時間/トラックポイント操作を1時間使用した1日の使用例で換算し、約30日持つという。充電は5ボルトUSBでOKというもの手軽だ。本体後面にUSB Micro-B端子を設け、付属USBケーブルとPCのUSB端子へ接続して充電する。USB充電は5ボルト/250mAを要すると記述されており、よくあるPCのUSB 2.0ポートの給電でおおむね問題ない範囲だろう。試しにUSB充電器(5ボルト/最大2A出力)、USBモバイルバッテリー(5ボルト/1A エネループ KBC-L2B)を用いても充電LEDが点灯したことを確認した。

 また、(一部未確認事項もあるが)USB充電しながらの動作も問題なく行えた。一応バッテリー残量が十分にある段階でのことで、バッテリーが完全にカラになったらどう動くかは確認できていない。こちらは機会があれば追って検証したい。なお、BluetoothモデルをUSB接続すればUSB有線キーボードになる──わけではないのでご注意願いたい。

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