基本システムには、Haswellこと「第4世代Coreプロセッサー」の中でもUltrabook/薄型ノートPC向けとされる「Uシリーズ」を採用。第4世代Coreは新命令のAVX2をサポートするとともに内部構造を改良しているほか、電源管理機能が進化し、特にアイドル時の消費電力を大きく下げられる。特にUシリーズでは、低電圧駆動に加えてチップセットもCPUパッケージに統合し、チップセットも含めた高度な電力管理を行えるのが特徴だ。
直販モデルのWU1/Lは、主要パーツをいくつかの選択肢から選んで構成できる。CPUは店頭モデルのUH90/Lと同じCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)に加えて、より高性能なCore i7-4500U(1.8GHz/最大3.0GHz)も選択可能だ。Core i5-4200Uと比べると、CPUの最大クロックが400MHz、内蔵グラフィックス(Intel HD Graphics 4400)の最大クロックが100MHz高いほか、3次キャッシュメモリ容量が1Mバイト多い。
メインメモリはPC3L-12800 SO-DIMMを採用し、マザーボード上にSO-DIMMスロットが1基用意されている(ユーザーによる交換は、メーカー保証対象外の行為)。メモリ容量はUH90/Lが4Gバイト、WU1/Lでは8Gバイトも選べる。いずれの場合もデュアルチャンネルには対応せず、シングルチャンネル動作だ。
データストレージについては、UH90/LはNANDフラッシュメモリをキャッシュとして装備した500Gバイトの2.5インチハイブリッドHDD(5400rpm)を搭載している。WU1/Lではこれに加えて128Gバイト/256GバイトのSSD(Serial ATA 6Gbps)も選択できる。評価機は250GバイトSSDだった。
通信機能は、1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0+HSを標準装備。薄型のボディながら、有線LANのコネクタを手前に引き出して開く構造とすることで、変換アダプタなしで利用できるのは気が利いている。
インタフェース関連は、2基のUSB 3.0(うち1基は電源オフ時の充電が可能)、HDMI出力(4096×2304ドット表示が可能)、SDXC対応のSDメモリーカード、ヘッドフォン/マイク兼用端子を備える。端子類は左右の側面にバランスよく配置されており、使いやすい。また、液晶ディスプレイ上部にWebカメラ(有効約100万画素)、パームレスト右に指紋センサーを装備している。
UH90/LはプリンストールOSに64ビット版Windows 8、オフィススイートにOffice Home and Business 2013を採用。WU1/Lは64ビット版Windows 8 Proや、オフィススイートの有無が選べる。そのほか、USBレーザーマウス、ポートリプリケータ(入荷未定)、スティックACアダプタ、VGA変換ケーブルなども同時に購入できる。
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