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» 2013年07月24日 16時00分 UPDATE

店頭/直販モデルをガッツリ比較:「FMV LIFEBOOK UH90/L(WU1/L)」を斬る――14型“3200×1800”IGZO液晶の新鋭Ultrabook (4/5)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

ゆとりのあるキーボードとタッチパッドを搭載

 キーボードはアイソレーションデザインの6段配列を採用。右Altキーは省略されているが、全体的なキーレイアウトは自然だ。主要キーのピッチは横19ミリ、縦18.5ミリとゆとりがあるほか、EnterやBackSpaceなど利用頻度の高いキーは大きく確保されており、カーソルも一段下げた位置にあるなど、総じて打ちやすい。

 キーストロークは約1ミリと浅いが、スイッチの反発が抑えめで感触は悪くない。キーボードユニットの取り付けはしっかりしており、強めにタイプしてもたわみなどは感じなかった。前述の通り、キーボードの側面を着色して視認性に配慮している一方、キーボードバックライトは内蔵していない。

tm_1307uh90l_r2_34.jpgtm_1307uh90l_r2_59.jpg ゆとりのあるレイアウトのアイソレーションキーボードを採用(写真=左)。キーピッチは約1ミリと浅いが、タッチは問題ない(写真=右)

 キーボード手前のホームポジション直下には、110(横)×74(縦)ミリと大きなタッチパッドがある。パッド自体の左下と右下が沈んでボタンの役割を果たすクリックパッドタイプだ。タッチパッドはガラス製で、クリック時にたわまず、指の滑りがよい。

 タッチパッドには、シナプティクスのドライバが導入されている。2本指での上下/左右スクロール、つまみズームのほか、Windows 8におけるチャームの表示/非表示などが行えるエッジスワイプ機能も持つ。

tm_1307uh90l_r2_35.jpgtm_1307uh90l_r2_36.jpg タッチパッドにはシナプティクス製のドライバが導入されており、マルチタッチジェスチャーやWindows 8独自の操作に対応する

直販/店頭モデルでパフォーマンスを比較する

 定番のベンチマークテストでパフォーマンスを見ていこう。評価機の主なスペックは別表にまとめた通りだ。WU1/LをUH90/Lと比べると、CPUの最大クロックが400MHz高く、3次キャッシュが1Mバイト増え、内蔵GPUクロックも100MHz高くなっているほか、メモリが2倍の8Mバイトなっている。

 データストレージは、UH90/LがSeagateの500GバイトハイブリッドHDD「ST500UM000-1CV162」を搭載していた。64MバイトのDRAMキャッシュに加えて、32GバイトのNANDフラッシュメモリキャッシュを搭載するハイブリッドHDD(5400rpm)だ。

 一方、直販モデルは東芝の256GバイトSSD「THNSNH256GCST」を備えていた。最新の「HG5d」シリーズに属する2.5インチ7ミリ厚のSSD(Serial ATA 6Gbps)で、シーケンシャルリード510Mバイト/秒、シーケンシャルライト460Mバイト/秒というスペックだ。

今回テストしたUltrabook
製品名 FMV LIFEBOOK WU1/L FMV LIFEBOOK UH90/L
販路 富士通直販 店頭
CPU Core i7-4500U Core i5-4200U
CPUクロック 1.7GHz/最大3.0GHz 1.6GHz/最大2.6GHz
3次キャッシュ 4Mバイト 3Mバイト
チップセット CPUに内蔵
グラフィックス Intel HD Graphics 4400
GPU実行ユニット数 20基
GPUクロック 200MHz〜1.1GHz 200MHz〜1.0GHz
CPU+GPU+チップセットTDP 15ワット
メモリ PC3L-12800 SO-DIMM
メモリ容量 8Gバイト (シングルチャンネル) 4Gバイト (シングルチャンネル)
液晶ディスプレイ 14型ワイド (IGZO)
表示解像度 3200×1800ドット
データストレージ 256GバイトSSD 500GバイトハイブリッドHDD
データストレージ型番 TOSHIBA THNSNH256GCST Seagate ST500UM000-1CV162
バッテリー容量 45ワットアワー
公称バッテリー駆動時間 約11時間
OS 64ビット版Windows 8
オフィススイート Office Home and Business 2013
価格 (2013年7月24日現在) 23万4800円(直販価格)※ 実売18万円前後
※無料の割引クーポン適用で19万9580円となる

tm_1307uh90l_r2_37.jpgtm_1307uh90l_r2_38.jpgtm_1307uh90l_r2_39.jpg WU1/Lのデバイスマネージャ画面。UH90/Lより全体的にハイスペックな構成だ
tm_1307uh90l_r2_40.jpgtm_1307uh90l_r2_41.jpgtm_1307uh90l_r2_42.jpg UH90/Lのデバイスマネージャ画面。店頭販売されているのは、こちらのスペックとなる

tm_1307uh90l_r2_43.jpg Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 Windowsエクスペリエンスインデックスは、WU1/Lがプロセッサで「7.1」、メモリで「7.2」、プライマリハードディスクで「8.1」とハイレベルなスコアだ。グラフィックスのサブスコアがやや低いのは、やはりメモリがシングルチャンネルアクセスだからだろう。UH90/Lは特にメモリとグラフィックスで大差をつけられており、ハイブリッドHDD搭載のため、プライマリハードディスクのサブスコアも「5.9」とHDD並だ。

 データストレージの性能を計測するCrystalDiskMarkでは、WU1/Lが非常に優秀なスコアをマークしてる。THNSNH256GCSTは2.5インチのフォームファクタだけあって、mSATA SSDよりもパフォーマンス面で有利な面があり、UltrabookのSerial ATA SSDとしてはトップクラスの性能だろう(一部のPCIe SSD搭載機には負けるが)。一方、ハイブリッドHDD搭載のUH90/Lはやはり通常のHDDに近いスコアで、特にランダムリード/ライトが遅い。

 CPUパワーをダイレクトに反映するCINEBENCHは、最大CPUクロックで勝るWU1/Lのほうが、UH90/LよりCPUスコアで9.9%、CPU(シングルコア)スコアで9.1%高く、マルチスレッド/シングルスレッドともに順当な結果だった。

 PCMark 7のスコアは、WU1/Lの総合スコアが「4752」と、UH90/Lに比べて27%高いスコアだ。また、3DMark(Cloud Gate)では10.1%、3DMark Vantage(Performance)では10.9%、ストリートファイターIVベンチマークで5.5%と、順当に差がついている。

tm_1307uh90l_r2_44.jpgtm_1307uh90l_r2_45.jpg CrystalDiskMark 3.0.2のスコア。WU1/Lの結果(画像=左)とUH90/L(画像=右)の結果
tm_1307uh90l_r2_46.jpgtm_1307uh90l_r2_47.jpg CINEBENCH R11.5のスコア(グラフ=左)。PCMark7 1.4.0のスコア(グラフ=右)
tm_1307uh90l_r2_48.jpgtm_1307uh90l_r2_49.jpg 3DMark 1.1.0のスコア(グラフ=左)。3DMark Vantage 1.1.2のスコア(グラフ=右)
tm_1307uh90l_r2_50.jpgtm_1307uh90l_r2_51.jpg ストリートファイターIVベンチマークのスコア(グラフ=左)。MHFベンチマーク【絆】のスコア(グラフ=右)

富士通 FMV LIFEBOOK UH

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