1万円台の7型タブレット、「IdeaTab A1000」「Diginnos Tablet DG-D07S」をまとめて試す(外観編)Nexus 7 2013より低価格(2/2 ページ)

» 2013年07月25日 15時30分 公開
[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]
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搭載インタフェースをチェック

 搭載インタフェースは以下の通り。

搭載インタフェース IdeaTab A1000 Diginnos Tablet DG-D07S
正面 ディスプレイ、スピーカー(ステレオ/横位置時に左右に配置)、30万画素フロントカメラ ディスプレイ、スピーカー(モノラル/縦位置時に下)、30万画素フロントカメラ
底面 200万画素リアカメラ
上面 電源ボタン、3.5ミリヘッドフォン、USB Micro-B(充電/USBホスト機能) リセットボタン、DC入力(5ボルト)、Mini HDMI出力、USB Micro-B(USBホスト機能付き)、3.5ミリヘッドフォン
下面 外部マイク
左側面 SIMカードスロット(ただし機能は非搭載。国内モデルは3G/LTEモジュール内蔵モデルは用意なし) 外部マイク、ボリューム調整、電源ボタン
右側面 microSDスロット、ボリューム調整 microSDスロット

 搭載インタフェースの違いは、外部ディスプレイ出力をサポートするMini HDMI出力の有無とDC入力端子の有無。Diginnos Tablet DG-D07SはDC5ボルト入力ながら、やや高出力な2.5アンペアを要するピン端子のACアダプタで充電する仕様。一方のIdeaTab A1000はいわゆるUSB充電が可能で、DC5ボルト/1.5アンペア出力のUSB充電器が付属する。想定範囲外の使い方となるが、同等の出力が得られる汎用USB充電器やUSBモバイルバッテリーなども併用できる。

photophoto IdeaTab A1000の上面、下面
photophoto IdeaTab A1000の左側面、右側面
photophoto Diginnos Tablet DG-D07Sの上面、下面
photophoto Diginnos Tablet DG-D07Sの左側面、右側面

 搭載バッテリーはIdeaTab A1000が3.7ボルト/3500mAh、Diginnos Tablet DG-D07Sは3.7ボルト/3000mAh。公式スペックでのバッテリー動作時間はIdeaTab A1000が約8時間(Wi-Fi使用時)、Diginnos Tablet DG-D07Sは約4.5時間(無線通信オフ/連続動画再生)。左記載の通り動作の条件が異なるため、日を改めて、条件を合わせた実動テストを行おう。

photophoto IdeaTab A1000はUSB充電に対応。付属ACアダプタは5ボルトUSB/1.5A出力の仕様だ(写真=左) Diginnos Tablet DG-D07Sは専用のACアダプタで充電する。付属ACアダプタは5ボルト/2.5A出力(写真=右)

 このほかの主な仕様は以下の通り。

スペック IdeaTab A1000 Diginnos Tablet DG-D07S
画面サイズ(液晶パネル方式) 7型ワイド(TN) 7型ワイド
解像度 1024×600ドット 1280×800ドット
タッチパネル 静電容量方式/5点マルチタッチ 静電容量方式/5点マルチタッチ
プロセッサ MediaTek 8317 1.2GHz(デュアルコア Cortex-A9+PowerVR SGX531) Rockchip RK3168(デュアルコア Cortex-A9+PowerVR SGX540)
メインメモリ 1Gバイト 1Gバイト
内蔵ストレージ 16Gバイト 8Gバイト
OS Android 4.1.2 Android 4.2
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 121×199×10.7ミリ 113×191×7.9ミリ
重量 約350グラム 約272グラム
外部メモリカードスロット microSD(SDHC 最大16GB) microSD(SDHC 最大32GB)
外部ディスプレイ出力 Mini HDMI
USBポート USB Micro-B(OTG対応) USB Micro-B(OTG対応)
アプリケーション入手 Google Playストア Tapnowマーケット
無線LAN IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)
Bluetooth 4.0 2.1+EDR
搭載センサー GPS、加速度、明るさ 加速度
カメラ フロント30万画素 フロント30万画素、リア200万画素
スピーカー ステレオ(ディスプレイ面上下) モノラル(ディスプレイ面下部)
マイク 内蔵 内蔵
マイク/ヘッドフォン端子 3.5ミリ 3.5ミリ
バッテリー 3.7ボルト/3500mAh 3.7ボルト/3000mAh
動作時間 約8時間(Wi-Fi接続+Web利用時) 約4.5時間(通信オフ+動画再生時)
ACアダプタ 5ボルト/1.5A出力(USB端子) 5ボルト/2.5A出力(専用ピン端子)
付属日本語入力アプリ simeji simeji
付属品 USB ACアダプタ、USB Standard-A(オス)ーMicro-B(オス)ケーブル ACアダプタ、USB Standard-A(オス)ーMicro-B(オス)ケーブル、USB-OTGケーブル
価格 1万8000円前後 1万2980円(直販サイト価格)

 それぞれ大きく異なる仕様は、OSのバージョン、プロセッサ、内蔵ストレージ容量、Google Play対応か否か、外部ディスプレイ出力があるか、外部スピーカーがステレオかモノラルか、GPSの有無──などだろうか。

 Diginnos Tablet DG-D07Sは、OSにより新しいAndroid 4.2を採用するが、Google認証を受けていない機器となる。Google系アプリ(Google Playストア、Playムービー、Chromeなど)はプリインストールされず、特にアプリ入手に使用する主要サービスの1つであるGoogle Playには非対応である点に少々注意が必要だ。アプリの入手はプリインストールする「Tapnowマーケット」などを用いるか、何らかの方法で対象のapkファイル(Androidアプリケーションのインストールファイル)を入手してインストールする。Google認証機器であるIdeaTab A1000と比べるとその難易度はやや高めなので、ある程度Android機器に慣れた人向けととらえてほしい。

 ディスプレイ面に2つの外部スピーカーがあるIdeaTab A1000は「音がきちんと大きく出る」のに驚く(最大にするとうるさすぎるほどである)。スマートデバイスは小型/薄型のボディにスピーカーを内蔵しなければならないため、音質そのものの前に「ボリュームを最大にしても、音が小さい」となりがち。動画/音楽再生シーンにて“外部スピーカーで普通に楽しみたい”と思う人は、こういった部分も比較ポイントに据えてみるのもよさそうだ。

続く

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