ベンチマーク結果を見る限り、FX-9590のCPU性能そのものに関しては、Core i7-4770Kに迫っており、計測していてエキサイティングなものを感じた。その一方で、システム全体で見ると、Core i7-4770K+Intel Z87環境とのあいだにはいまだ溝を空けられている印象もある。ただし、Core i5などをターゲットに「コストパフォーマンス」を訴求してきたこれまでのAMD FXの方針との違いもひしひしと感じる。
MASTERPIECE a1500BA1は、現時点ではまだ受注を開始していないが、販売開始は8月20日を予定しているとのこと。マウスコンピューターの製品なので、ある程度のカスタマイズも可能になるものと思われる。
これまでのAMD FX搭載PCがコストパフォーマンス重視だったのに対し、FX-9590とRadeon HD 8990を搭載する本機の参考価格は44万9800円と、さすがに気軽に購入できる価格ではない。しかし、コモディティ化の進むPCの中にあって、簡単には入手できないスペシャルPCという付加価値は、物欲を刺激するものであることは間違いない。AMDファンは要チェックだ(→販売ページへ)。
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