各モデルの液晶ディスプレイのスペックを表にまとめた。Surface Proは1920×1080ドット表示対応とワンランク上のスペックを持っており、写真や動画、Webサイトなどを精細に表示できるメリットがある。
表示品質はどのモデルも水準以上のレベルにあり、明るく鮮やかだ。広視野角のIPSパネルを採用しているだけに、斜めから見ても色味の変化がなく、画面全体をくっきりと見渡せる。
タッチ操作性についても、どのモデルともほどよく良好で甲乙は付けがたい。使用としてはマルチタッチのサポートが5点/10点の違いはあるが、一般的な用途でこの差を決定的に感じる場面はほとんどないと考える。画面表面の滑りも滑らかである。
このほか、Surface Proのみ電磁誘導式デジタイザを内蔵しており、付属のペンでの操作/手書き入力も可能である。1024段階の筆圧レベルに対応した筆圧検知機能も装備するほか、パームチェック機能(手のひらを画面に置く操作時は、タッチ操作を一時的に無効にして誤操作を防ぐ機能)も持っており、デジタイザペンの書き味、そして利便性が良好だ。絵を描く用途というより、ビジネス文書にペンで手書きメモ/修正点を記入して回覧する──といったようなビジネスシーンで活用するのに適していると言える。
液晶ディスプレイ | ICONIA W510D | IdeaPad Miix 10 | Surface Pro | Surface RT |
---|---|---|---|---|
サイズ | 10.1型IPS | 10.1型IPS | 10.6型IPS | 10.6型IPS |
表示画素数 | 1366×768ドット | 1366×768ドット | 1920×1080ドット | 1366×768ドット |
タッチパネル | 5点マルチタッチ | 10点マルチタッチ | 10点マルチタッチ | 5点マルチタッチ |
ペン入力 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
短評 | 明るく鮮やかでごく標準的な品質で、IdeaPad Miix 10とほとんど同じという印象。 | 明るく鮮やかでごく標準的な品質。派手目の色作りで、標準状態での色味はわずかだが黄色っぽい。 | 1920×1080ドットの高解像度、精細な表示が可能。明るさは十分、やや地味な傾向の発色だが上品な表示。 | 明るさ鮮やかさともに標準的。他と比べると派手ではないが、滑らかさのある表示。色味は少し黄色が強い。 |
点数 | ★★★★★★★★☆☆ (8) |
★★★★★★★★☆☆ (8) |
★★★★★★★★★★ (10) |
★★★★★★★★☆☆ (8) |
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