1台目のゲームPCにオススメな「NEXTGEAR i630GA2-W81」これなら買える!(2/2 ページ)

» 2013年10月25日 17時41分 公開
[石川ひさよし(撮影:矢野渉),ITmedia]
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CPU性能にGPU性能、バランス型と呼ぶに相応しい性能を見せる

 これまで試したてきたMASTERPIECEの2モデルは、ぶっ飛んだ価格の分、高解像度環境でも十分なフレームレートを得られる圧倒的な性能を見せてきたが、コストパフォーマンスを追求するNEXTGEAR i630GA2-W81の場合、標準的な解像度であるフルHDで、高画質〜最高画質レベルの映像を得られることが目標となる。このあたりをベンチマークで確認していこう。

 まずPCMark 7では、PCMarksなど、主なスコアはMASTERPIECEに劣るものの、決して低いスコアではない。例えば、ComputationではCore i7-4960Xを搭載するMASTERPIECE i1560PA1に迫っているし、これに敵わないまでもEntertainmentやCreativityなどもかなり高いスコアを出している。Storageは今回HDD搭載モデルだったためにSSDを搭載するモデルに大差を付けられているので、カスタマイズするならここをポイントにするのがよいだろう。

PCMark 7

 PCMark 8では、こちらはPCMark 7より優れた結果を出した。例えばHomeでは、僅差さでMASTERPIECE i1560PA1を超えている。やはりStorageは負い目となるが、ここをSSDにカスタマイズすれば、パフォーマンスはさらに高まるはずだ。

 CINEBENCH R11.5では、Multi CPUやSingle CPUで、最大5GHz駆動の8コアCPU「FX-9590」を搭載した「MASTERPIECE a1500BA1」を超えた。Single CPUではTurbo Boost 2.0のOC幅の高さもあり、Core i7-4960Xを搭載するMASTERPIECE i1560PA1をも上回っている点は、まだまだシングルスレッド性能が重要となるゲームでのパフォーマンスに期待を持たせてくれる。

PCMark 8

CINEBENCH R11.5

 Media Espressoによるトランスコードでは、アクセラレーション機能を効かせた際の速度は比較中最速だ。Quick Sync Videoによるアクセラレーションは、画質は別として速度面でアドバンテージがある。

Media Espresso

 一方、3DMarkでの3D性能比較では、搭載しているグラフィックスカードの性能差が出てしまっている。トップのMASTERPIECE i1560PA1はGeForce GTX TITANのSLI、MASTERPIECE a1500BA1はRadeon HD 8990と、どちらもデュアルGPUであるからこの点は仕方ない。ただし、スコア自体は間違いなく高く、ゲームを楽しむには十分だ。そのあたりはゲームベンチで示していこう。

3DMark(Overall)

3DMark(Graphics)

3DMark(Physics)

3DMark(Combined)

 ゲームベンチの最初はファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編。こちらは負荷が軽めのベンチマークなので、最高画質を選んでも、2560×1440ドットまでの全ての解像度で快適なプレイが楽しめる。

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク

 次は高負荷なMetro: Last Light。こちらも、画質オプションでVery Highを選んだほか、テッセレーションをHighに、モーションブラーをNormal、テクスチャフィルタリングを4xANに設定した最高負荷から若干低めの設定で、フルHD解像度時に53.36fpsとなり、60fpsには少し足りないが、プレイ自体には十分問題のないフレームレートが出ていた。

Metro: Last Light

 最後はトゥームレイダーの最高画質。デュアルGPUなら2560×1440ドットでも60fps近いフレームレートが出ていたが、さすがにシングルGPUのGeForce GTX 770となるとやや負荷が高い。ただし、フルHDで45.5fps、2560×1440ドットで29.2fps出ているため、30fpsなら確保できそうだし、画質オプションを見なおせばフルHDで60fpsが狙えそうだ。

トゥームレイダー

フルHDで快適に美麗なゲームを楽しめる

 特に後半で紹介した3本のゲームベンチが示すとおり、MMOをプレイするならパフォーマンスは十分で、DirectX 11をバリバリ使ったアクションタイトルやFPSタイトルも、快適に楽しめるだけの性能が確認できた。

 この辺りはグラフィックスカードのGPUの性能に左右されるため、NEXTGEAR i630GA2-W81を選択する際、BTOカスタマイズで調節してほしい。今回のようにGeForce GTX 770を選択できれば、現行タイトルならかなり快適に楽しめることだろう。

 CPU処理性能といった普段使いのパフォーマンスも十分だ。CINEBENCH R11.5でのCPU性能はもちろん、PCMarkで示したように家庭内での使用を想定したHomeテストにおいて高いスコアを出した点は評価できる。また、Quick Sync Videoなどを活用すれば、ゲーム中のチャットや、ゲーム画面の録画や配信など、さまざまなゲーマーの欲求を満たすことができるはずだ。

 もっともっと高価なパーツを、と望めばどこまでも価格が跳ね上がってしまうが、性能と価格の「バランス」のちょうどよく切り取ったのがこの「NEXTGEAR i630GA2-W81」だ。“鉄板構成”といえばそのとおりだが、高性能なマシンを手っ取り早く、かつ納得のいく価格で導入したいと望むなら、是非NEXTGEAR i600シリーズを検討してほしい。

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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