グラフィックスカードは、オリジナルクーラーを搭載したRadeon R9 290XカードがギガバイトとMSIから投入され、どちらも好調に売れている。ギガバイトの「GV-R929XOC-4GD」は、3連ファンを載せたオリジナルクーラー「WINDFORCE 3X」を採用しており、価格は7万円弱となる。MSIの「R9 290X Twin Frozr 4S OC」は冷却性と静音性に優れたクーラー「Twin Frozr 4S」搭載し、8万円弱の値がつけられている。どちらもコアクロックを最大40MHzアップして1040MHzで動作する。
某ショップは「Radeon R9 290Xは初回に出回ったリファレンスカードの時点で大ヒットしていましたが、カードメーカーの真価が発揮される“オリファン”モデルまで我慢するという声が何人かのお客さんから聞いています。有名どころは多少高くても確実に買い手がつくと思います」と話していた。
NVIDIA勢も負けてはいない。この2モデルに匹敵する存在感を1台で放っていたのがASUSTeKの「MARS760-4GD5」だ。GeForce GTX 760を2基搭載した特殊モデルで、1台でSLIが構築できる。独自クーラー「DirectCU II」を2GPU構成に対応させつつ、カード厚を2スロット分に抑えている。メモリはGDDR5を4Gバイト積んでおり、補助電源は8ピン×2個となる。価格は8万3000円弱だ。
入荷したパソコンショップ・アークは「GTX TITANよりも14%速いとうたうだけあって、かなりのパフォーマンスが期待できると思います。今冬はマシンスペックを要する人気ゲームも多いですし、注目している人は多そうですね」と話していた。
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