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» 2014年01月14日 14時30分 UPDATE

2014 International CES:VAIO+本格絵描きシーン、VAIO+リアルニコ動/スカウター的「Smart Eyeglass」の可能性──ソニー (1/2)

2014 International CESのソニーブースは、新VAIO「VAIO Fit 11A」とAdobe Photoshop+256段階筆圧検知対応デジタイザーペンによるさらなる“クリエイティブ”作業のシーンをプッシュ。“スカウター”のようにカジュアルにヘッドアップディスプレイを活用する、近未来的だがすぐ実現されそうなシーンが展示されていた。

[太田百合子,ITmedia]

新VAIO+クリエイティブ/ウエアラブル活用シーンを提案 2014 CESのソニーブース

2014 CESのソニーブース 円形のディスプレイでぐるりと取り囲まれたソニーブース。開催前日にはここでプレスカンファレンスも開催された

 米国・ラスベガスで開催されていた展示会「2014 International CES」のソニーブースでは、国内未公開の新VAIO「VAIO Fit 11A」から21型AIO「VAIO Tap 21」まで、タッチ対応の大小さまざまなVAIOを展示。デジタイザー搭載を軸にした本格的な絵描き作業のための訴求も、さらに、スポーツ観戦をしながら目の前に情報が流れる仕組みのメガネ「Smart Eyeglass」など、同社らしい機能を持つ展示機も話題を集めていた。

 このほか、キーノートスピーチでソニーの平井一夫CEOが発表した最大147型で投射できる4K対応「超短焦点プロジェクター」をはじめ、4K対応テレビ「BRAVIA」シリーズ、4K撮影対応ビデオカメラなど、幅広い4K製品を展示。同時にXperiaと連携するウエアラブルなスマートウェアや、スマートフォン関連の展示にも大きなスペースが割かれていた。


4K対応BRAVIAの新モデル4K対応の小型ビデオカメラ「FDR-AX100」生活ロギングツール「スマートバンド」 4K対応でかつ、HDMI2.0や動画圧縮規格のHDVCにも対応した4K対応BRAVIAの新モデル。横から見ると三角形の安定感あるウェッジデザインを採用する(写真=左) 4K対応の小型ビデオカメラ「FDR-AX100」。現行の4Kビデオカメラの4分の1ほどのサイズを実現している。3月に約2000USドル(約20万6000円)で発売予定(写真=中央) 生活の中のさまざまな情報をロギングできる、新たなサービスのコンセプトとして発表された「スマートウェア」。センサーを内蔵した「コア」と、それを組み込んだ商品の一例として紹介された「スマートバンド」も展示されていた(写真=右)
ウエアラブルアクションカメラの新型「HDR-AS100V」ウエアラブルアクションカメラの新型「HDR-AS100V」SmartWatch2 ウエアラブルアクションカメラの新型「HDR-AS100V」も発表された。IPX4相当の防滴使用となったほか、ドッグアダプターなどのアクセサリーもさらに充実。価格は約300USドル(約3万1000円)で2014年3月発売予定。BMX世界チャンピオンの池田貴広氏が「アクションカム」を装着して登場。会場に設置された複数のアクションカムの映像を同時に映しだすデモも行われていた(写真=左、中央) 2013年に登場したスマートデバイス連携型腕時計「SmartWatch2」とスマートフォン、タブレットをつないで体験できるコーナーもあった(写真=右)

 PC関連/VAIOシリーズには、VAIO Fit multi-flip PCシリーズの新たなラインナップとして11.6型と既存モデルより小型化した「VAIO Fit 11A」が公開。既存モデル「VAIO Fit 13A/14A」と同様に、2層構造になった天板を中央からパタンと裏返すことで、ノートPC、ビュワー、タブレットと3つのスタイルで使用できる。画面サイズを11.6型と小型化したことで、タブレットとして、より使いやすく、携帯しやすいサイズ感を実現している。

VAIO Fit 11AVAIO Fit 11A フルHD/11.6型ワイドの回転タッチディスプレイを搭載する「VAIO Fit 11A」。仕様の詳細は明らかにされていないが、本体サイズは最薄部は約16.5ミリ、重量は約1.28キロと、特筆すべきほど小型軽量……ではないが、10万円以下を想定した価格帯とピンクのカラーバリエーションを用意し、カジュアル層を意識した構成になっていることが伺える

 欧米では、日本と比べると“小型ノートPC”にそこまで需要はないと言われるが、ソニー北米担当者によればタブレットとして使うとなれば、やはりより持ち運びやすいサイズ感が重視される傾向にあるという。VAIO Fit 11Aは、開発コード名:Bay Trail-Mと呼ばれる世代の省電力傾向なCPU「Pentium N3520」を採用する一方で、799USドル(日本円換算約8万2664円 2014年1月14日時点、以下同)からとなかなか手頃な価格設定になっており、若年、女性といったエントリー層を想定する。カラーバリエーションにもブラック、シルバーの定番色に加えて、ピンクも用意される。

 さらにVAIO Fit 11Aには、デジタイザーによるペン記入/操作も可能でスタイラスペンも付属する。VAIO Fit multi-flip PCシリーズのほか、同じくタッチパネルを搭載するVAIO Tapシリーズと共有のアクセサリーだが、ソニーはこのデジタイザースタイラスペンに関連して、Adobeとのコラボレーションを発表した。その内容は、VAIO Fit 11Aを含む今後発売するモデルに「Adobe Photoshop Elements 12」をバンドルする方針とともに、2014年春をめどにデジタイザースタイラスペンの256段階筆圧検知対応のアップデートを公開するというもの。このアップデートはAdobe Photoshop Elements 12以外に「Adobe Photoshop CC」や「Adobe Illustrator CC」も対象だ。

 ブースでは、VAIO FitやVAIO Tapと、Photoshop Elements 12/Adobe Photoshop CC/Adobe Illustrator CC、そしてデジタイザーペンを用い、「VAIOがいかにクリエイティブ作業に向くか」を紹介するデモコーナーを設け、その有用性をアピールした。Photoshopやペイントアプリ「ArtRage」を使用し、デジタイザーペンで本格的な絵を描ける/クリエイティブ作業に没頭できるとするデモが分かりやすく具体的で、クリエイティブ作業のためのPC=VAIOとしての方向を強く印象付ける展示だった。

VAIO=クリエイティブ作業のためのPCを示すデモが行われたVAIO=クリエイティブ作業のためのPCを示すデモが行われた 数名のアーティストが、PCで描いたとは思えない本格的な作品づくりに取り組んでいた。「ArtRage」とVAIO、筆圧検知対応のデジタイザーペンを組み合わせることで、絵の具をキャンバスに乗せ、それをペインティングナイフ(のツール)で広げるといったような表現も可能。絵の具感覚のタッチを実現できるようになる
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