Turbo 240を搭載したFORIS FG2421の優位性は、もうお分かりいただけただろう。それでは実際にFORIS FG2421を使用することで、ゲームにどのような影響が生まれるのか。今回はFPSプレイヤーのSyaNha1(シャンハイ)氏とSeven(セブン)氏に実機を約2週間じっくり試してもらった後、Turbo 240の効果を中心にその感想をうかがった。
SyaNha1氏とSeven氏は、日本のゲームチーム(FPSでは一般にクランと呼ぶ)である「Galactic」に所属するスゴ腕のプレイヤーだ。Galacticは、ゲームオンが国内展開するオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」(以下、AVA)で活動しており、2012年の結成後から快進撃を続け、2013年に実施されたAVAの公式大会では「爆破」部門で優勝を飾った。
普段はリーダーのSyaNha1氏を中心に、毎日決まって約3時間クラン戦を行い、大会前には各プレイヤーが1日8時間以上やり込むこともある。また、チームとして最新のデバイスを使うことにもこだわっており、キーボードやマウス、ディスプレイもゲームに最適化した新しい世代の製品を積極的に採り入れてきた。
「AVAでは、少しの不安がミスにつながります。大会でチームが勝ち残るには、絶対の自信で望まないといけません。常に目標を掲げて練習することに加えて、最新のデバイスを使いこなすことは、勝つ自信につながるので重要です」とSyaNha1氏は語る。
早速、Turbo 240をオンにしたFORIS FG2421でAVAをプレイし続けた感想を聞いたところ、「120Hzのゲーミングディスプレイとの違いが、はっきり分かります」と2人が口をそろえた。
SyaNha1氏は「ディスプレイを60Hzから120Hzに乗り換えたときは、描画の滑らかさが格段に違ったものでした。240HzのFORIS FG2421は、120Hzからさらに残像が大きく減っていて驚きました」、Seven氏は「マウスを素早く動かし、画面をサッと移動させたときに明らかな違いがあります。もうこれ以上、残像を低減しなくてもいいというレベルに達していると思います」との感想だ。
FORIS FG2421はTurbo 240を適用しても1.5フレーム未満(0.012秒未満)という低遅延設計もウリだが、実際に2人とも「操作レスポンスの遅延はまったく感じない」という。
こうしたFORIS FG2421の性能は、実際のゲームプレイにもよい効果をもたらした。Seven氏は「視点移動で細かい部分の見落としが減って、敵の頭1つしか見えないようなシーンでの命中率が上がり、大会前にAIM(照準を敵に合わせて弾を当てる行為とその能力)がよくなってきたのは事実です」、SyaNha1氏は「残像の低減により素早い操作の精度が上がっただけでなく、個人的にはFPS酔いのような気持ち悪さが抑えられ、より快適にプレイできるようになりました。大会などのゲームイベントでも使われる機会が増えるといいですね」と高評価だ。
FORIS FG2421は液晶ディスプレイとしての基本的な表示性能も高い。これまでの高リフレッシュレート対応ゲーミングディスプレイは視野角が狭く、コントラストも低めなTNパネルを採用していたが、FORIS FG2421はこれより視野角が大幅に広く、コントラスト比も約5倍を確保できるVAパネルを採用した。視野角は上下/左右で各176度、コントラスト比は5000:1(コントラスト拡張有効時で1万5000:1)を誇る。
SyaNha1氏は「23.5型のちょうどいい画面サイズで、コントラストが高く、発色もよいので、表示が見やすいです。これまではディスプレイを乗り換えるとしばらく目の疲れを感じたものですが、FORIS FG2421は表示が安定しているせいか4〜5日ですぐ慣れました」、Seven氏は「従来の120Hz対応ゲーミングディスプレイに比べて、暗いところが見やすくなりました。視野角が広いので、椅子の背もたれに寄りかかって、画面を少し下から見るようなリラックスした姿勢でも視認性が保てるのがうれしいです」とのコメントだ。
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