“240Hz”ならライバルに勝てる!?――「FORIS FG2421」を実力派FPSチームが検証こんなゲーミングディスプレイを待っていた(3/3 ページ)

» 2014年01月20日 10時00分 公開
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専用ソフトウェアでゲームに最適なカラー調整が可能

 FORIS FG2421は、Turbo 240と低遅延設計に加えて、付属の専用ソフトウェア「ScreenManager Pro for Gaming」を使うことで、PC上でゲームタイトルや好みに合わせた詳細なカラー調整を行えることも大きな特徴だ。

 調整したカラーモードや画面サイズといった設定は、キーボードや高機能マウスでゲームプレイ中でも簡単に切り替えられる(設定を任意のキーに割り当てられる)。さらに同ソフトの設定値をファイルとして出力し、ユーザー同士で設定を共有する機能まで持つ。EIZOでは特設サイト(Gaming.eizo.com)にて、プロゲーマーの調整ファイルも提供している。

 2人ともFORIS FG2421の試用にあたっては、この機能を利用し、プレイしやすいように画質をカスタマイズしたという。その設定内容は以下の通りだ。

PC上で画質のカスタマイズが可能な「ScreenManager Pro for Gaming」。左がSyaNha1氏、右がSeven氏の設定

 SyaNha1氏はブライトネスを70、ブラックレベルを100、ガンマをPowerに上げた非常に明るい設定だ。疲れ目が生じない範囲で最大限に明るくし、暗いシーンで敵が浮かび上がって見やすいようブラックレベルやガンマもかなり上げている。Seven氏はSyaNha1氏の設定ほどブライトネスを上げず、コントラストを少し強めて、表示のメリハリを付けつつ、ガンマをPowerにして暗部での視認性を高めた内容だ。

 一般的なディスプレイ用途とは真逆の設定といえるが、FPSの世界では画面を明るく、黒もあえて浮かせて、とにかくキャラクターを見つけやすくするのが勝利への近道となる。これはディスプレイ側の設定に限らず、ゲーム側のグラフィックス設定にも当てはまり、解像度や描画品質を下げてGPU負荷を減らす、テクスチャの品質を下げて背景とキャラクターを分離させるなどの工夫も行うことで、AVAでの戦いをより有利に進めることができるのだ。

 SyaNha1氏は「複数の設定を切り替えられることはゲーミングデバイスでは必須の機能ですが、ここまで細かく設定が変えられて、ゲームをプレイしやすい表示にできるのは助かります。他のプレイヤーの調整ファイルを適用できる仕組みも便利ですね。有名プレイヤーの設定を手軽に試せるほか、ゲーミングディスプレイを初めて買う方でも追い込んだ設定ですぐに使えるのが利点になります」と、ScreenManager Pro for Gamingの優位性を説明する。

カラーモードは前面のボタンから手軽に切り替えられる。FPS1、FPS2、RTSは、海外のプロe-Sportsチーム「Fnatic」に開発協力を依頼した専用のカラーモードだ

 なお、ここまで設定を細かくカスタマイズしなくても、FORIS FG2421にはゲーム向けのカラーモードがあらかじめ用意されている。しかも、海外で人気のプロe-Sportsチーム「Fnatic」に開発協力を依頼した専用のカラーモードだ。

 専用のカラーモードには、FPSやRTS(Real Time Strategy)といったゲームジャンルの名前が付けられているので、FPSやRTSをプレイするときは最初にこれらの設定を試してみるのがよいだろう。

 選択できるカラーモードは計7つ(User1、User2、User3、FPS1、FPS2、RTS、Web)だ。FPS1、FPS2、RTSはガンマ補正で暗部がかなり浮き上がる設定になっており、FPS2よりFPS1のほうが暗部が明るくチューニングされているので、好みやゲームのシーンに応じて使い分けられる。

 そして、より設定を追い込みたいならば、前述のScreenManager Pro for Gamingを使えばいい、というわけだ。

ボディデザインやスタンド機構もゲームに最適化

シンプルな正面に対して、背面には白く光るEIZOロゴやバーミリオンカラーのハンドルやケーブルホルダーを配置。ゲーミングディスプレイとして主張しながら、実用的でくどすぎないデザインにまとめている

 ゲームに最適な性能と機能を備えたFORIS FG2421は、ボディデザインやスタンド機構にも並々ならぬこだわりがある。

 外観については、正面をシンプルな狭額縁デザインにまとめつつ、背面にLEDで白く光る大きなEIZOロゴ、持ち運びや設置のしやすさに配慮したバーミリオンカラー(朱色)のハンドルとケーブルホルダー、航空機をイメージした形状の通風口を備え、ハイエンドなゲーミングディスプレイを主張する風貌だ。一見シンプルなスタンドも凝った作りで、上25度のチルト、左右344度のスイベル、60ミリ範囲の昇降が行える。側面には2基のUSB 2.0ハブ機能も持つ。

 こうした点についてSyaNha1氏は「正面がすっきりしていて、青く光る電源ボタンが設定変更で消灯できるのがいいですね。持ち運びがしやすいハンドルや、ケーブルを束ねるホルダー、タッチセンサー式ではなくメカニカルで押しやすいボタンなど、ゲーマー向けによく作り込まれたデザインだと思います。画面の位置調整では高さを変えられることが重要なので、きちんと画面が下がるのは使いやすいです」と、実際に画面の高さを調整しながらインプレッションを述べた。

SyaNha1氏は、スマートフォンと指を使って、ディスプレイの高さをキッチリ合わせているという

 SyaNha1氏は大会など外でAVAをプレイする際、自身で使用しているスマートフォンと指の太さを物差し代わりにして、ディスプレイの設置面から画面下部までの高さを厳密に合わせることにしており、高さ調整ができないディスプレイはプレイがしづらいという。

 Seven氏もおおむね同様の感想だが、「正面はゲームに集中しやすいシンプルな外観、背面はEIZOロゴやレッドが鮮やかなカッコイイ外観と、ゲームのためのディスプレイとして工夫されているのが分かります。自分はゲーム用の大きめなマウスパッドを広げたうえで、ディスプレイをかなり近づけて使うほうなので、スタンドのベースが小さく、マウスパッドと干渉しにくい点が使いやすかったです」と付け加えた。

“勝利”にこだわるゲーマーは要チェック!

 インタビューの最後に、SyaNha1氏はFORIS FG2421の評価を「これまで120Hzのディスプレイを使っていて動画の滑らかさも操作の反応も十分という気がしていましたが、FORIS FG2421のTurbo 240を使い慣れたら、もう120Hzの環境には戻れないのではないかと感じました。ゲーミングディスプレイの主流が60Hzから120Hzに変わっていったように、240Hzの登場で多くのゲーマーが買い替えの機会を迎える……そんな歴史を作っていくような新世代の製品が出て来たという印象です」とまとめてくれた。

 FORIS FG2421は、Turbo 240をはじめ、ゲーム向けに最適化された低遅延設計、カラー調整ソフトウェア環境、広視野角で高コントラストのVAパネル、ボディデザイン、スタンド機構など、全方位的に最先端のゲーミングディスプレイに仕上がっており、ゲーミングデバイス選びに厳しい視点を持つ実力派FPSプレイヤー2人も納得の完成度だった。

 特にFPSを筆頭に、競技性が高く、高速で動画ボケがない表示と素早いレスポンスを求めるゲーム用途では、競合機種に対するアドバンテージが確実にある。FORIS FG2421は、EIZOの直販サイト「EIZOダイレクト」にて発売中だ。動きの激しいゲームをより快適にプレイし、オンラインでの勝率を上げたいと考えている方は、積極的に検討してみることをおすすめしたい。

「EIZOにはFORIS FG2421を皮切りに、ゲーミングディスプレイの歴史をどんどん作っていってほしいですね」(SyaNha1氏/左)。「画面の見やすさと低遅延がポイント。使っていくうちにAIMがよくなってきたので、確かに導入効果が感じられました」(Seven氏/右)

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年2月22日

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