TH90/P(WT1/P)は変形機構だけでなく、スペックや使い勝手にもこだわっている。液晶ディスプレイは2560×1440ドットと高精細な表示の13.3型IGZOパネル(約221ppi)を採用。表面はグレア仕様で、高硬度ガラスのDragonTrailを貼り付けてある。1024レベルの筆圧検知に対応したワコム製デジタイザスタイラスも採用し、側面のペンホルダーにスタイラスを完全に収納した状態で持ち運び可能だ。
キーボードは約19(横)×18(縦)ミリのキーピッチを確保。キーストロークは約1ミリと浅いものの、キーの間隔は十分離れており、キーのレイアウトも自然だ。今回入手した評価機は試作機ながらキーボードユニットがしっかり固定され、たわみがなく、軽い力で軽快に長文を入力できた。左右ボタンを一体化したタッチパッドのサイズも110(横)×71(縦)ミリと広く、指の滑りがよく扱いやすい。
カタログモデルのTH90/Pは、CPUがCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)、メモリが8Gバイト(8Gバイト×1/PC3L-12800)、ストレージが500GバイトのハイブリッドHDD(5400rpm HDD+NANDフラッシュメモリ)、プリインストールOSが64ビット版Windows 8.1、オフィススイートがOffice Home and Business 2013といった構成だ。
さらにWEB MARTで取り扱うカスタムメイドモデルのWT1/Pでは、カタログモデルの仕様をベースに、4Gバイトメモリ、128G/256GバイトSSD(Serial ATA 6Gbps)、Officeなしといった構成も選択できる。パフォーマンス重視の場合は、SSDを選択したいところだ。
通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0+HSを標準で装備。薄型ボディながら収納式の有線LANコネクタを備えている点にこだわりを感じる。インタフェース類は、SDXC対応SDメモリーカードスロット、USB 3.0×2(1基は電源オフUSB充電機能付き)、HDMI出力、約92万画素のWebカメラ、音声入出力端子、スライド式の指紋センサーなどを搭載する。
価格はオープン、実売価格(税込)はTH90/Pが21万円強の見込み、WT1/Pが14万8580円から(無料の15%オフクーポン適用後)だ。気になった方は、WEB MARTで仕様と価格のシミュレーションを行えるので、試してみていただきたい。
今回は概要のみを紹介したが、PC USERでは製品版を入手次第、ベンチマークテストの結果を含めたレビューを掲載する予定だ。
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