NVIDIAからはハイエンドGPU「GeForce GTX TITAN BLACK」もデビューしている。こちらもZOTACやギガバイト、GALAXY、玄人志向など、初回から複数のベンダー製品が出回っている。価格は13万円台から14万円の間。
GTX TITAN BLACKはKeplerアーキテクチャを採用しており、GTX TITANの上に位置するGPUだ。GTX TITANと同じく6GバイトのGDDR5メモリを積み、TDPは250ワット。6ピンと8ピンの補助電源を備え、カード長は26.67ミリとなる。リファレンスデザインのカードのみが出回っている点もよく似ている。ただし、CUDAコアは2688個から2880個に増量されており、メモリクロックも6Gbpsから7Gbps、最大バンド幅も336Gバイト/秒に高められている。
10万円をゆうに超える価格帯から「ゲームやるならGTX 780 Tiのほうが得意ですし、GPGPUを使うにしても価格のこなれたGTX TITANがあるし、購入層が見えてこないのが正直なところ」(某ショップ)といった声を複数聞いた。
それでも、各モデルの入荷数がごくわずかということもあり、各ショップで売り切れが続出している。パソコンショップ・アークは「とにかくモノが入らないみたいで、再入荷はいつになるのかまったく見えません。ハイエンド志向の人が入荷をチェックして淡々と買っていく感じですが、アキバ全体で最初の需要を満たせるかは分かりませんね」と話していた。
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