グラフィックスカードといえば、仮想通貨がらみのブームが継続中だ。
仮想通貨を得るための計算処理(いわゆる“採掘”)を効率的にこなすために、高性能なグラフィックスカードを複数枚買いする人が増えているという話は、年末ごろから複数のショップで聞かれるようになった。そして、ビットコインを取り巻くネガティブなニュースが飛び交うようになった現在も、この動きはあまり影響を受けていないという。
某ショップは「ライトコインなど、ほかの仮想通貨を採掘するために買っていく人はいまも普通にいらっしゃいます。もともと、そういう目的の人はガチガチにコアな層で固まっているんですよ。一般層への広がりがないから今回のような騒動があってもどこふく風なんです。騒動が表に出る前からビットコインの情報をつかんでいたような人たちだから、年末ごろからすでに別のコインを主眼において動いていたと思います」と語る。
採掘目的で最もよく売れているのはRadeon R9 280Xだ。「3万円台とわりとリーズナブルながら、採掘のスピードはGeForce GTX 780の2〜3倍上という話もあって、よく冷えるオリジナルクーラーモデルを指名買いする人が多いですね」(某ショップ)と話す。
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